番外編【公園デート】 ページ36
・
『中也さん、おにぎりどうぞ。』
「あぁ、ありがとう。」
隣で美味しそうに食べる中也さんに、頬が緩み少し浮かれていた。
中也さんに公園でデートしたいです。と我儘を言ったら意外にも連れていってくれた。
マフィアがこんなところで呑気におにぎり食べていいのかというと
お分かりのように公園の門の近くに黒塗りのハイヤーが何台も止まっているこの不景気に異様な光景だ。
「手前ェの、我儘は小さいな規模が。」
『そうですか？…でも出来るだけ迷惑は掛けたくないので…。』
少し控えめに言うと頭をわしゃわしゃされて、口に小さなおにぎりを詰められた
ワカメの入ったおにぎりだ。
小さなおにぎりでも流石に１口では難しいもので頑張って食べる私を中也さんは笑った
「変な顔だな、
でも＿＿＿＿＿＿＿可愛いな。」
嗚呼、中也さんの悪い癖だ
不意打ちは私の脈を早くさせる
それが一枚上手の中也さんを感じさせる。
紙コップに用意した緑茶の中に梅の花がひらりと落ちる
＿＿＿そうだ。
『中也さん、帽子に梅の花びらが付いてますよ。』
「まじか、取ってくれねぇか？」
はい、と答えて中也さんの目の前に進んだ
チュッ＿＿＿＿＿＿
唇にする勇気なんて無いから
頬で許してください。
頬に接吻した私を目を見開きながら中也さんは見ていた
『＿＿＿＿＿＿お返しです。』
「可愛いお返しだな。」
今度は中也さんが接吻した。
勿論＿＿＿＿、唇に。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ✄
コレを見せられてる黒服の人達を想像しちゃいますね。
ウラル様リクエストありがとうございました！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1629人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
a - 感動しました (1月19日 23時) (
レス) @page44 id: ad18efaf52 (このIDを非表示/違反報告)
巨人になりたい - 全国民が泣いた 小説 (2022年5月29日 0時) (レス) @page31 id: 8a3d5148ee (このIDを非表示/違反報告)
ピポポタマス - なんか久しぶりに泣いた← (2018年3月12日 1時) (レス) id: 1f7d70f902 (このIDを非表示/違反報告)
埃 - 全私が泣いた← (2017年11月26日 10時) (レス) id: 7d7c78c9aa (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 凄く感動しました。泣ける作品ですよ！夢主ちゃん幸せになれたので安心してます！((なんでお前が？ (2017年11月25日 4時) (レス) id: 62296ad74d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
