第三十六話 ページ6
「オヤジさん！また会いましょうね！」
「グラララララァ！元気でな、A」
「「姐さん！！お元気で！！」」
「うん！アンタらも簡単に死ぬなよ！」
「「ハイ！！」」
三日後、オヤジさんたちは、この島を出航した。
いやぁ、楽しかったな。
一時はどうなるかと思ったけど。
長老も納得してくれたし、一件落着！
……今更だけど、私より年上の人が慕ってくれてるってなんか違和感。
たとえ海賊でも。何だか申し訳なくなってくる。
やっぱり、マルコ達はいなかったな。
一回見てみたい、あのバナナ。どうなってるんだろ。
まぁ、まだ後の話か。
取りあえず、家に帰ろうっと。
「ただいまー……」
そっか、誰もいないんだった。なんか寂しいな。
壁に掛けてある、高校の制服を眺める。
血は完全に落ちて、まっさらになったシャツ。よく落ちたよ。
……懐かしい、な。
この世界に来て、もうすぐで二ヶ月経つ。
初めはありえないと思ったりしてたけど、結構慣れたな。
……そろそろ、元の世界の様子も気になる。
飛雄にプレゼント、まだ渡してないし。
美沙も、本当に無事か知りたいなぁ。
♪♪♪〜♪、♪♪♪〜♪
その時、鳴るはずの無いスマホの着信音がなった。
電源を切ってあるのにだ。
それに、前に確認した時には、圏外になってたはずなのに。
「え、なに？」
カバンからスマホを取り出す。
すぐに、着信音は鳴り止んだ。
「なんだったんだろ」
一応、スマホの中身を確認する。
すると、見慣れないアプリが一つ入っていた。
「インフォ、メーション……転送？」
そう題のついたアプリを起動してみる。
画面が真っ暗になった後、青い文字が画面を覆う。
画面が青く染まり、そこに白い文字が表示された。
「元の世界に、帰りたいか？」
え？……帰れるの？
私がそう口に出すと、また画面が切り替わり、白い文字が表示された。
「月に一度、三日だけ……」
どうやら、続きもあるようだ。
私はスマホに、質問？しながら、出来るらしい事をまとめてみる。
・元の世界で、私は死んでいる。
・元の世界には、このアプリで月に一度、三日だけ戻ることができる。
・三日経つと、強制的にこちらへ転送される。
・アプリの使用者が、転送時触れている人は、一緒に戻る。
・身につけている物も転送される。
だいたいこんな感じのようだ。
てかこれ、完全に帰れる訳じゃないじゃんか。
……別に、帰る気なんてないけどね。
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漆鬼凪(プロフ) - あいリンゴさん» コメントありがとうございます！いやぁ、そう言われると嬉しいです！更新頑張りますね！ (2014年8月31日 22時) (
レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
あいリンゴ(プロフ) - スゴイ面白い作品ッス！！ハイキュー!!とワンピのコラボ作なんてよく思いつきましたね！！私なら、絶対に思いつかない…あっ！スミマセン！！私の独り言が！！お気に入り登録もさせていただきます！更新頑張って下さいね！！ (2014年8月31日 20時) (レス) id: edd937c1b4 (このIDを非表示/違反報告)
漆鬼凪(プロフ) - 黒猫かぶりさん» 私は逆にしばきたい(((分かりますよ！その気持ち！ (2014年8月27日 13時) (レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫かぶり(プロフ) - 海軍入隊希望ーーーっ！青雉の部下がいいですっ！仕事でも何でもやりますからーーーー(((( (2014年8月27日 13時) (レス) id: 2c93f684a4 (このIDを非表示/違反報告)
漆鬼凪(プロフ) - 黒猫かぶりさん» 私もでぇぇぇぇぇすぅぅ((すいません！ コメントありがとうございます！ (2014年8月27日 12時) (レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆鬼凪 | 作成日時：2014年8月22日 19時
