第三十五話 ページ5
「すみませんでした！！」
私は、必死に頭を下げている。
やってしまった。つい切れちゃった。
目の前には、ボコボコになった男の山。
見事に、全員気絶していた。さすが私。
「グラララララァ！おい小娘！名前はァ！」
「あ、鬼澤Aです」
「ん？変わった名だな、ワノ国出身か？」
「まあ、似たようなものです」
正直、説明ってめんどくさい。
全部言わなきゃいけないだろうしね。
物事の顛末を整理して、とか、好きじゃない。
「そうか、A……」
「……何ですか？」
なんか、嫌な予感がする……。
こ、殺される？いや、違う気が……。
「俺の娘になれ！！」
「……はい？」
「ちなみに拒否権はない！」
「え」
ちょっと睨まないで怖い！怖いですよ！
やめてください！
「分かりましたからぁ！……あっ」
「言ったな？お前は俺の娘だ！」
やっちゃったぁ……失敗した。
ハァ。
でも、船には乗りたくないなぁ。
いくら白ひげさんとはいえ、折角手に入れた家を手放すわけにもいかない。
「あの、船に乗るのは、勘弁させて頂けないでしょうかね」
「あ？俺の仲間になるのが、家族になる事だなんて、なんで知っている」
「え……勘ですよ」
……誤魔化せたかな？
いっけね、そうだった。
漫画で読んで当たり前だと思ってたから、思わず言っちゃった。
ちゃんと気をつけないと。
てか、白ひげさん怖い。
岩ちゃん先輩が怒ったくらい怖い、いやマジで。
「船に乗らなくてもいい。無理強いはしねェ」
「そうですか！ありがとうございます」
「それじゃあ、今日はゆっくりしていけ」
「はい」
……あ。
その前に、長老を何とかしなきゃ。
それから、長老を説得するのに忙し、気づいたら日が暮れていた。
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「スイマセンッした！Aさん！」
「いえ、大丈夫ですよ」
長老を説得した後、白ひげ……いや、オヤジさんに呼ばれて、船にお邪魔していた。
今は、ボコボコにした男たちの……懺悔？を聞いている。
別に、謝れば私は許しますよ。
「Aさん！どうか姐さんと呼ばせて下さい！」
「そう……存分に呼ぶといい！ハハハ！」
「「ハイ！姐さん！！」」
こういうノリは、嫌いじゃないな。
敬われるのは別に、嫌じゃないからね。
「楽しんでるか？A」
「はい、おかげさまで」
「そうか、そりゃあよかった」
そう言ってし……オヤジさんは笑った。
この島のログが溜まるまでの三日、私はオヤジさんの船にお世話になった。
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漆鬼凪(プロフ) - あいリンゴさん» コメントありがとうございます！いやぁ、そう言われると嬉しいです！更新頑張りますね！ (2014年8月31日 22時) (
レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
あいリンゴ(プロフ) - スゴイ面白い作品ッス！！ハイキュー!!とワンピのコラボ作なんてよく思いつきましたね！！私なら、絶対に思いつかない…あっ！スミマセン！！私の独り言が！！お気に入り登録もさせていただきます！更新頑張って下さいね！！ (2014年8月31日 20時) (レス) id: edd937c1b4 (このIDを非表示/違反報告)
漆鬼凪(プロフ) - 黒猫かぶりさん» 私は逆にしばきたい(((分かりますよ！その気持ち！ (2014年8月27日 13時) (レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫かぶり(プロフ) - 海軍入隊希望ーーーっ！青雉の部下がいいですっ！仕事でも何でもやりますからーーーー(((( (2014年8月27日 13時) (レス) id: 2c93f684a4 (このIDを非表示/違反報告)
漆鬼凪(プロフ) - 黒猫かぶりさん» 私もでぇぇぇぇぇすぅぅ((すいません！ コメントありがとうございます！ (2014年8月27日 12時) (レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆鬼凪 | 作成日時：2014年8月22日 19時
