第四十七話 ページ19
森についた。
見た感じ、人がいそうには見えない。
この森は鬱蒼としていて、島の人たちもあまり近づかないのだ。
しかし、私は知っていた。
この森が、修行には最適だということを。
私自身、何度か修行のために入ったことがあった。
やっぱり、体が鈍っちゃ意味ないからね。
そんなわけで、鷹の目さんが修行のために
この森に入ったとしたら……。
相当めんどくさい。広いんだこの森。
はぁ、でもやらなきゃだよね。
「早く終わらせてしまおうっと」
私は森に足を踏み入れた。
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しばらく歩いて行くと、あることに気づいた。
私見聞色使えるんだったわ。
……忘れてた、普段は使わないから。
早速見聞色を使うと、数百メートル先に、人の気配を見つけた。
それも、結構強そうな気配だ。
……絶対鷹の目さんだよ。
この島にこんなに強い人なんていないもん。
見聞色、初めから使っとけばよかった。
私はその気配まで足を急がせた。
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「あ、見つけた」
「！誰だ」
思ったよりすぐ見つけちゃった。
気配に近づいて行くにつれて、周りの木々がなぎ倒されてるんだもん。
てか、相手も私に気づいたみたい。
とりあえず、声をかけてみよう。
「あの、ジュラキュール・ミホークさんですか？」
「いかにも。我が名はジュラキュール・ミホーク」
やっぱりか、手配書と同じだし。
さ、交渉交渉。
「私は鬼澤Aといいます。海軍で大将やってます」
「！大将か。俺を捕まえに来たのか？」
「いや、そんなんじゃないですけど……」
うわ、警戒されちゃったか。
失敗したかな？交渉とか苦手なんだよ……頑張ろう。
「今回は頼みがあって来たんです」
「頼みとは？」
「私もよく知らないんですけど……とにかく、本部に来てもらえませんか？」
「信用ならんな」
ごもっともです。
大体、詳しい説明も無しに来いなんて、罠だと思うのも当たり前だ。
私が考え込んでいると、ミホークさんが一つ、提案を持ちかけてきた。
「おいお前、強いんだろう？俺と勝負しろ。さすれば行ってやらんこともない」
え、マジで？それでいいのかよ！
……なんか、ミホークさんのイメージが予想と違うんですけど。
「それでいいんですか。わかりました」
「ならば、こちらへ来い」
たぶん負けないんじゃないかな？
何かあるといけないと思って、銃も持ってきたし。
「それじゃ、始めましょうか」
「うむ、では」
こうして、私とミホークさんの戦いが始まった。
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漆鬼凪(プロフ) - あいリンゴさん» コメントありがとうございます！いやぁ、そう言われると嬉しいです！更新頑張りますね！ (2014年8月31日 22時) (
レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
あいリンゴ(プロフ) - スゴイ面白い作品ッス！！ハイキュー!!とワンピのコラボ作なんてよく思いつきましたね！！私なら、絶対に思いつかない…あっ！スミマセン！！私の独り言が！！お気に入り登録もさせていただきます！更新頑張って下さいね！！ (2014年8月31日 20時) (レス) id: edd937c1b4 (このIDを非表示/違反報告)
漆鬼凪(プロフ) - 黒猫かぶりさん» 私は逆にしばきたい(((分かりますよ！その気持ち！ (2014年8月27日 13時) (レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫かぶり(プロフ) - 海軍入隊希望ーーーっ！青雉の部下がいいですっ！仕事でも何でもやりますからーーーー(((( (2014年8月27日 13時) (レス) id: 2c93f684a4 (このIDを非表示/違反報告)
漆鬼凪(プロフ) - 黒猫かぶりさん» 私もでぇぇぇぇぇすぅぅ((すいません！ コメントありがとうございます！ (2014年8月27日 12時) (レス) id: 1d23b95b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆鬼凪 | 作成日時：2014年8月22日 19時
