142.助っ人再び ページ42
「ん。ふわぁ……。」
あれ？ もうA居ないのか。
んー。昨日はマズかったよなぁ。どうしよ。
こういう時のスキルが本当足りねぇ。
許すしかないって言ってたけど
許せてもらえてないよな……。
うーん……。
あ！ そうだ。
プルルル……。
「もしもし？」
「おーゆづー！ こないだは楽しかったなぁ。」
「何から何までしてくれて本当に助かったよ。
のぶくん居なかったら何も出来なかった。
マジでありがとね。」
「ホンマやで。ゆづはその辺全然アカンもんな。
Aちゃんも元気なん？
あんなええ子大事にせなあかんで。」
「あぁ、その事なんだけど……。」
昨日の出来事を相談する。
「はぁーーー！？」
耳痛ぇっ！
「お前なぁ……。マジでありえへんわ。
Aちゃんがかわいそうやわ。」
「……すいません。」
「デリカシーなさすぎやろ。
Aちゃんが悪いみたいな言い方やん。」
「えー、そうなの？」
「ゆづ、逆の立場で考えてみぃ？
男が１週間くらい出来ひん期間が勝手に来てやで？
ほんで彼女にその期間は会いたない言われたら
どう思うねん？」
「……ムカつく。」
「せやろ？ 今の君はいらんって
言うてるようなもんやん。
んで出来る時だけ会うんかいな？」
「…………。」
「そういう時こそ優しくしてあげな
かわいそうやって。
心と心が繋がるのはそういう時やん。
どこか痛くないん？とか
むくみが辛ければマッサージしたるとかさぁ。
男としての器の見せ所やで。」
「そっか。」
「まぁ昨日そんな事があって
今日急にマッサージとかされても
は？ ってなるやろうし。」
「え、そうなの？」
「ゆづ……お前、やろうとしてたん？」
「……違うの？」
「はぁー。もうあかんわ。今日は帰りぃな。
メッセージして、返信待って、来なければ
連絡してみて、出てくれたらひたすら謝る
しかないわ。んで会いに行っていいか聞き？
会ったらまたひたすら謝るんやで。
んで許してくれたとするやろ。
そこまでいって初めて男の器や。
もー。ホンマ手が掛かる子やな。」
「すいません。また何から何まで。」
「もー。また何かあったらすぐ連絡せぇよ！
Aちゃん簡単に手放したらあかんで！」
「はい。頑張ります。」
「ほなまたな！」
「うん。ありがとー。」
結局また世話になっちゃったな。
ってか、相当ヒドい事しちゃったんだな俺……。
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菜紬(プロフ) - てごさん» コメントありがとうございます！いつも読んで下さっているなんて‥感激です(≧∀≦)書いているとどんどん口が悪くなるので（笑）心配でしたが、楽しんで頂けて嬉しいです♪ (2020年6月16日 22時) (
レス) id: a7d05f70f7 (このIDを非表示/違反報告)
てご(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております( ´∀`)口の悪いゆづ君も良い感じですね。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: 9f3d54ffe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜紬 | 作成日時：2020年5月22日 13時
