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128.深い眠り ページ28

 
 
 
「結弦の部屋にお布団敷いてあるからね。」

「うん。ありがと。」

「ありがとうございます。おやすみなさい。」

「おやすみなさい。」




「はぁー。なんかすごい眠い。
 すぐにでも寝れるかも。」

「そっか。疲れたんじゃない?」

「そうかもね。鬼トレのおかげで。
 おやすみなさい。」

「ふふっ。おやすみー。」




「え? こっちなの?」

「ギューしに来た。」

「……うん。」


結弦くんが優しく強く抱きしめてくれる。

こうしているだけで結弦くんの愛情が
ジワジワ染み込んでくるみたい。

私の愛も溢れ出して止まらない。



「なんで泣くの?」

「分かんない。
 こんなに誰かの事を
 愛おしいって思った事なくて……。
 涙が勝手に溢れてきちゃう。」

「そっか。俺も。
 こんなに愛おしい存在に出逢えて良かった。」



結弦くんはそれ以上のことはせずに
ただただ抱きしめてくれる。


「あー……。これだけで最高だな。」

「ほんと。」

「心が満たされる。」

「うん。じゃあ次からこれにする?」

「……それはダメ。」

「ふふっ。私も。」






「A。」

「なぁに?」





「愛してるよ。」

「……私も。」






「ねぇ結弦くん。」

「ん?」

「このまま寝てもいい?」

「いいよ。おやすみ。」

「おやすみなさい。」


結弦くんの香りに包まれて、幸せな気持ちのまま
私は深い眠りに落ちた。
 


「今日の父さんとAの会話聞いててさ、
 あんな風に思ってくれてたんだなーって
 すげー嬉しかったよ。」

「…………。」

「ふふっ。寝てんのか。かわいっ。
 ほっぺにチューだけしちゃお。

 ありがとう。A。」
 
 

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設定タグ:羽生結弦 , ドS , フィギュアスケート   
作品ジャンル:恋愛
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菜紬(プロフ) - てごさん» コメントありがとうございます!いつも読んで下さっているなんて‥感激です(≧∀≦)書いているとどんどん口が悪くなるので(笑)心配でしたが、楽しんで頂けて嬉しいです♪ (2020年6月16日 22時) (レス) id: a7d05f70f7 (このIDを非表示/違反報告)
てご(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております( ´∀`)口の悪いゆづ君も良い感じですね。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: 9f3d54ffe3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜紬 | 作成日時:2020年5月22日 13時

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