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123.出前 ページ23

 
 
コンコン。

「結弦ー。」


うおっ。ビビったー。

「なーにー。」


慌てて身体を離す。
母さんがドアの外から話しかける。


「お昼どうするのー?」

「あぁ。もうそんな時間?」

「出前でも取る?」

「あぁ。そうだね。今行くよー。」

「はーい。」


母さんがリビングに戻る。


「あー。ビビったね。
 始まってなくて良かったけど。」

「ふふっ。うん。」


俺たちもリビングに向かう。


「どれにしましょうか?」

「うーん。うどんにしよっかな。」

「あ、私お蕎麦食べたいです。」

「じゃあおうどん屋さんにしましょ。」


メニューを決めると母さんが頼んでくれる。


「Aちゃん、お茶でもいかが?」

「ありがとうございます。」

「俺もなんか飲みたい。」


冷蔵庫からジュースを取り出す。


「あーうまっ。」

「結弦お茶は?」

「いらなーい。」

「はい。Aちゃん。」

「いただきます。……あ、美味し。
 美味しいですね!」

「ね! ここのお茶美味しいのよ。
 そんなに高くないのに。」

「そうなんですね!
 うん。本当に美味しー。ホッとしますね。」


2人はダイニングで何か話している。
俺はソファでゲームをする。


「Aちゃんとお付き合いをさせてもらってから
 結弦は随分丸くなったのよ? ありがとね。」

「いえ、私なんて何も。」

「私とずっといると
 お互いぶつかりあう事が多くて。
 なんだか優しくなったの、私にも。ふふっ。
 Aちゃんの話ばっかりするのよ。」

「え! そうなんですか?
 なんだか恥ずかしいです……。」

「何話してんだよー!
 余計な事言うなよなー。」

「ふふっ。はいはい。」
 
 
ピンポーン。
あ、来た。
 
 

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設定タグ:羽生結弦 , ドS , フィギュアスケート   
作品ジャンル:恋愛
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菜紬(プロフ) - てごさん» コメントありがとうございます!いつも読んで下さっているなんて‥感激です(≧∀≦)書いているとどんどん口が悪くなるので(笑)心配でしたが、楽しんで頂けて嬉しいです♪ (2020年6月16日 22時) (レス) id: a7d05f70f7 (このIDを非表示/違反報告)
てご(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております( ´∀`)口の悪いゆづ君も良い感じですね。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: 9f3d54ffe3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜紬 | 作成日時:2020年5月22日 13時

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