119.よそ行き ページ19
「へぇー。Aさんの部屋シンプルだな。」
「そうね。日本にいても
たまに帰ってくるだけだからね。
普段は荷物置いたりして使うだろうから
物はほとんど処分しちゃった。
それにしても今日は一段とスッキリ
してるけどね。」
「へぇー。そうなんだ。
しかし、みーちゃん可愛かったな。」
「ねー！ たまらないよね。
めっちゃ結弦くんに懐いてたね。」
「ね！ 膝で寝てくれるとかスゲー嬉しかった。」
でも実はみーちゃんをあやしているAさんに、俺はグッと来ていた。
慣れた手つきで遊んであげる姿は普段の彼女の仕事ぶりを想像出来たし、もちろん将来の姿も……。
へへっ。いいねぇ。
「何ニヤニヤしてるの？」
「……何でもねぇよ。
皆さんいい人で良かったなぁって思ってさ。」
「なんか馴染んでたね。」
「うん。楽しかった。
普通に受け入れてくれて嬉しかった。」
「だいぶよそ行き羽生さんでしたけど。」
「うっせ。」
「ほら。こーゆー姿を見て欲しいよね。」
「猫被るのは得意なんでね。」
「はーズルいねー全く。
さて、そろそろ寝ますかね！」
「うん。え……別々なの？」
「いや、今日はさすがに別にしようよ。」
「マジか……。じゃあチューだけ。」
「ん。」
「軽っ！」
「だってスイッチ入ったらツライでしょ？」
「まぁな。ちぇー。」
「私だってツライもん。」
「へへっ。そっか。」
「明日早いよ？ おやすみね。」
「うん。おやすみー。」
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菜紬(プロフ) - てごさん» コメントありがとうございます！いつも読んで下さっているなんて‥感激です(≧∀≦)書いているとどんどん口が悪くなるので（笑）心配でしたが、楽しんで頂けて嬉しいです♪ (2020年6月16日 22時) (
レス) id: a7d05f70f7 (このIDを非表示/違反報告)
てご(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております( ´∀`)口の悪いゆづ君も良い感じですね。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: 9f3d54ffe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜紬 | 作成日時：2020年5月22日 13時
