96 一瞬の苦しみ ページ46
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よくテレビドラマとかで見る
"何もいらない…お前が側にいてくれれば"
なんて風邪の時あるあるが、必ずしもしょーとくんにあるわけではなく。
まぁ、他の人のように感情をあまり顔に出さない人だから
ただ強がっているだけなのかもしれない。
帰ったら、いっぱい甘えさせてあげよう。
そんなことを思いながら、薬局に足を向けていた。
『薬とゼリー、スポーツドリンクに冷えピタ…
よし、全部ある！』
薬局から出て、袋の中身を確認しながら
お粥も作ろうかなって頭の中で計画を立てる。
『早く帰らないと……何、あれ？』
袋を持ち直して前を向けば
金色の何かがどんどん迫ってくる。
ちなみに、その後ろにはおまわりさん。
「こら！待ちなさい！！」
「うっへへ！誰が待つか、バーカ！」
その金色の人は、どうやら身につけている
ジャラジャラしたアクセサリーによってそう見えるだけで
要するに、ザ、チンピラみたいな人。
何をしでかしたんだろうか。
「お、嬢ちゃん、良いネックレス持ってるじゃねぇか」
突然、その声が聞こえたかと思えば
どこからか手だけが目の前に現れて
しょーとくんから貰ったネックレスを思い切り掴む。
『いっ…！？』
頭が追いつかない。
ただ感じるのは、チェーンが首に食い込んで痛むこと。
息苦しさに頭が真っ白になると
音を立てて、その苦しみがなくなった。
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空涼(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！ (2018年6月25日 17時) (
レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続きがすごく気になります！更新楽しみにしています (2018年6月25日 6時) (レス) id: b4c0f88219 (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - 擧舉彌さん» 嬉しいですー！ありがとうございます！お楽しみに！ (2018年6月21日 22時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
擧舉彌(プロフ) - この後はどうなるんですかー！続きを読むのが楽しみー！です！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: 50deb4f2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2018年6月6日 8時
