83 一件落着 ページ33
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『ひゃっ、』
感じたことのない感覚に
なんだかゾクゾクして、変な気持ちになる。
そのせいか、一気に顔が熱くなって
何これ？という疑問を抱いて、しょーとくんを見つめた。
「っ…！はぁ、悪りぃ。どうかしてた」
『しょーとくん…？』
「(爆豪がよく、Aに尻尾振るなって言う意味も分かる)」
前髪を上げてため息を吐くから
もしかして、怒らせた？なんて不安になると
しょーとくんはそれに気がついたのか、
私を起き上がらせて、頭の上に手を置いた。
「とにかく、ズボン履いてくれるか？」
『は、はい…』
怒らせたわけではなさそうで
ホッと安心しつつ、しょーとくんの言う通りに返事をしてしまった。
まぁ、いっか。
だって……
「Aちゃん、暑くないん？」
「てか、なんか大きくない？しかもスカートの下にズボンって…」
『えへへ、これでいーんだぁ』
しょーとくんの服借りれるって嬉しいもん。
「「「轟か」」」
「轟めぇ…戌井の生足を…！！」
無表情のしょーとくんに
クラス全員が察しているとは気づかずに
私は、ご機嫌に鼻歌を歌っていた。
だけど、そんなご機嫌が打ち砕かれるのもあっという間で。
『はぁ、意味分かんない』
授業の中で一度つまづいてしまうと
その後の内容が全部分からなくなってしまって
完全にお手上げ状態。
みんなが帰る準備をほぼ済ませている中
教科書を開いたまま項垂れていると
キシリ、と椅子がきしむ音が聞こえた。
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空涼(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！ (2018年6月25日 17時) (
レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続きがすごく気になります！更新楽しみにしています (2018年6月25日 6時) (レス) id: b4c0f88219 (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - 擧舉彌さん» 嬉しいですー！ありがとうございます！お楽しみに！ (2018年6月21日 22時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
擧舉彌(プロフ) - この後はどうなるんですかー！続きを読むのが楽しみー！です！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: 50deb4f2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2018年6月6日 8時
