54 想定外 ページ4
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まさかの私の腕時計が10分早かったみたいで
安心感がどっときながらも、時間がまだあるから
しょーとくんと一緒に向かうことになった。
『みんなで休みの日にプールなんて、楽しみだなぁ』
「戌井、嬉しそうだな」
『うん！だってこういうの初めてなんだもん！』
ルンルン気分で歩いていると、しょーとくんは穏やかな笑みで
良かったな、と言ってくれた。
「戌井は泳げたのか？」
『むっ！バカにしちゃあ困りますよ！
私だって泳げるから！』
…と、自慢気に言ったものの。
「…戌井、おま、それ何泳ぎ？」
『見ての通りの、犬かき！私、得意なんだよね〜』
「Aちゃん、確か泳げなかったよね」
上鳴くんとお茶子ちゃんが苦笑いで私を見つめてくる。
だって、クロールとかバタフライとか難しいんだもん。
不貞腐れて水をブクブクしていると
プールサイドにいるしょーとくんと目が合って
その瞬間、顔がボンッと熱くなった。
「戌井、どうした？」
『さ、さー！！そんなに言うなら上鳴くん、勝負したまえ！』
「え？いいけど…」
「？」
どうしよう、さっきからまともに
しょーとくんの顔が見れない、喋れない。
…だって、だって。
しょーとくんの水着姿に免疫ついてないもん！！
いつの間に、あんなたくましくなってたの！？
「よーい…」
別に、自分の裸見られたり
他のみんなの着替えとか水着姿とか
見るのに抵抗はないんだけど
(一応、何となく目のやり場に困るから見ていない)
「スタート！！」
なぜか、しょーとくんだけはすごく恥ずかしくなる。
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空涼(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！ (2018年6月25日 17時) (
レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続きがすごく気になります！更新楽しみにしています (2018年6月25日 6時) (レス) id: b4c0f88219 (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - 擧舉彌さん» 嬉しいですー！ありがとうございます！お楽しみに！ (2018年6月21日 22時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
擧舉彌(プロフ) - この後はどうなるんですかー！続きを読むのが楽しみー！です！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: 50deb4f2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2018年6月6日 8時
