74 首輪 ページ24
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起き上がって、首からぶら下がっている物を見れば
そこには、長めのチェーンに掛かったハート型のネックレス。
『これ…！』
びっくりして、しょーとくんを見ると
穏やかな笑みを浮かべていて、胸がドキッと高鳴る。
「言ってただろ？首輪をつけろって。
さすがに本物はまずいけど、それならと思ってな」
『なっ…！！』
嬉しいけど、恥ずかしい。
そんなことまで覚えていただなんて。
プシューと音を立てて湯気立つ私に
しょーとくんは首を傾げてて、
いらねぇか？なんて不安そうな顔をするものだから
いる！！と即答で答えた。
「これで、お前は俺の物だな。
爆豪には渡さねぇ」
『…なんでかっちゃん？』
「あいつ、Aのこと好きだろ？」
ずっと一緒にいるし、と言うしょーとくんに
私は思わずきょとんとする。
『いや、それはないと思うけど…。
だって、兄妹みたいなものだもん』
「兄妹…あぁ、なるほど」
よく分からないけど、それだけで納得したから
まぁいっか、って軽く流す。
でも確かに、かっちゃんはお兄ちゃんのようで
改めてそう考えると、何だか不思議な気分になった。
「じゃあ、遠慮なくAを貰ってもいいんだよな？」
『そうだね。ふふ、しょーとくん、おかしぃ…っ！』
突然近づいた、しょーとくんの綺麗な顔。
そして、ふにゃりとくっつく唇と唇。
「…A？」
『っ…！！』
顔がゆっくり離れて、近距離で私を見つめるしょーとくんは
今まで以上にかっこよくて、色っぽくて
男の人なんだって、感じた。
(しょーとくんの唇、柔らかかった…)
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空涼(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！ (2018年6月25日 17時) (
レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続きがすごく気になります！更新楽しみにしています (2018年6月25日 6時) (レス) id: b4c0f88219 (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - 擧舉彌さん» 嬉しいですー！ありがとうございます！お楽しみに！ (2018年6月21日 22時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
擧舉彌(プロフ) - この後はどうなるんですかー！続きを読むのが楽しみー！です！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: 50deb4f2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2018年6月6日 8時
