53 夏の醍醐味 ページ3
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『かっちゃん〜？駄々こねてないで来ればいいのに！』
「そうだぜ、爆豪。なんでそんな嫌がるんだよ」
「誰がプールなんざ行くんだよ、カス！！」
太陽が照りつける暑いある日のこと。
家に切島くんがやって来てまで、かっちゃんを
学校のプールに連れて行こうとしていた。
それもこれも、夏休みが始まる前の学校での出来事…。
『夏休みにプール！？楽しそう！』
「学校なら危険もないし、いいね！」
女子の間で、夏休みに何をするのかという話になったのだけど
ヴィランのことでいろいろあったせいで、
出かけるのに制限をかけられてしまったのだ。
だから、海に行かなくても
学校のプールならいいのではって。
『もう、お茶子ちゃんたちとの約束に遅れるから
先行くよ？』
「あぁ、悪いな戌井。こいつはちゃんと連れて行くからさ！」
『切島くん、頼んだ！』
グッと親指を立てて、先に家を出て走り出す。
本当は女子だけのはずだったけど
男子も同じ日にプールで訓練をするみたいで
いずくんが、グループメッセージにお誘いの文を送っていた。
かっちゃんも素直に来ればいいのになぁ。
『走れば、まだ間に合う…わっ！』
「お…戌井。大丈夫か？」
道の角を通り過ぎようとした途端、
死角からしょーとくんが出てきて、びっくりして転びそうになる。
だけど、腕を伸ばしてくるしょーとくんとは反対に
犬のように上手く着地して、転ぶのを防いだ。
『あ、しょーとくん！おはよう！』
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空涼(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！ (2018年6月25日 17時) (
レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続きがすごく気になります！更新楽しみにしています (2018年6月25日 6時) (レス) id: b4c0f88219 (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - 擧舉彌さん» 嬉しいですー！ありがとうございます！お楽しみに！ (2018年6月21日 22時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
擧舉彌(プロフ) - この後はどうなるんですかー！続きを読むのが楽しみー！です！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: 50deb4f2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2018年6月6日 8時
