64 氷 ページ14
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服を脱がされる恐怖に
目を閉じて、我慢していると
突然、空気が冷たくなった。
「な、なんだこれ！？」
「氷！？」
「嘘だろ、動けねぇ！」
慌て出す声に、そっと目を開けば
目の前には、氷漬けにされた男たちがいた。
この個性って。
「てめぇら…ただじゃ済まさねぇぞ…！」
『しょ、と…くん』
来てくれた、本当に来てくれた。
氷によって、息が白くなるけれど
それが私にとっては、すごく温かくて安心する。
私と目が合ったしょーとくんは
大きく見開いて、歯を食いしばっていた。
「何してたのか、分かってんのかよ」
「ひ、ひぃ！」
ゆっくり歩み寄ってきたしょーとくんは
私を抱きかかえて、彼らから少し離れた場所に置いてくれて
やっと、固まっていた身体が解放される。
「お、俺の個性でお前なんか、動けなくしてやる！」
「別にいいけど、そうすればてめぇらが
ずっと氷漬けになるが、いいのか？」
「お、おい！個性使うなよ！？」
しょーとくんは、いつだって冷静で
今も、言葉で彼らを恐怖に貶めている。
まさか、このまま放置しないよね？なんて
怖いことを想像してしまったけど
ヒーロー志望として、そんなことはしたくないと言っているのを聞いて
少し安心した。
その後、しょーとくんは彼らを解放したんだけど
その瞬間、みんな記憶が抜け落ちたような反応をして
首を傾げながら去っていった。
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空涼(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！ (2018年6月25日 17時) (
レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 続きがすごく気になります！更新楽しみにしています (2018年6月25日 6時) (レス) id: b4c0f88219 (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - 擧舉彌さん» 嬉しいですー！ありがとうございます！お楽しみに！ (2018年6月21日 22時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
擧舉彌(プロフ) - この後はどうなるんですかー！続きを読むのが楽しみー！です！ (2018年6月21日 19時) (レス) id: 50deb4f2e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2018年6月6日 8時
