156時間目 ページ6
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『どうって？』
「なんか進展ないの？もちろん、恋愛として」
『れれ、恋愛！？…ふごっ』
思わず大声を出してしまい、手で口を押さえられた。
「あんた声デカいよ。ぶっちゃけ、Aはカルマの事どう思ってるの？」
机に座る莉桜に、私も隣の椅子に腰を掛けた。
『そう言われてもなぁ。一緒にいるのが当たり前っていうか…』
「(カルマ、あんたの気持ち全く気づかれてないよ…どうすんのさ)」
苦笑いを浮かべていることに気づきもせず
首を傾げていると、とにかく！と莉桜に
強く言われた。
「少しでも、カルマの事意識してみ？
そしたら恋愛として好きなのかどうか分かると思うよ？」
『う、うん…頑張ってみる』
意識、かぁ…。
そう言えば、ビッチ先生のキスの刑の時とか
みんながカルマの事名前呼びなのを改めて実感した時とか
結構複雑な気持ちだったよね。
まさか…嫉妬？
いやいや、あれだよ。
子供が自分のおもちゃ取られた時みたいな感じ！
一人で納得していると、帰ろうと莉桜が立たせてくれた。
「話終わったの？」
『…え、あ、うん！帰れるよ！』
カルマに話しかけられた事にびっくりして
反応するのが遅くなってしまった。
「カルマー、あんたもっと頑張りな？」
「何を頑張るの、中村？…って」
莉桜は舌をペロッと出しながら、左手の小指を立てていた。
『り、莉桜！？』
「へへーん、早く帰ろー」
赤くなっていそうな顔を隠して
走っていく莉桜の後を追いかけたのであった。
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りるる - 続ける気が無いなら作んないでくれる？ (2022年9月1日 21時) (
レス) @page47 id: bfd3ef8afe (このIDを非表示/違反報告)
無理ゲーはパス - 楽しみにしてます！ (2017年7月1日 17時) (レス) id: f75776f7ba (このIDを非表示/違反報告)
無理ゲーはパス - 何回も読みました やっぱりすごいです！ (2017年6月25日 21時) (レス) id: f75776f7ba (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - 無理ゲーはパスさん» どうもありがとうございます！！ (2017年6月24日 7時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
無理ゲーはパス - 続き楽しみにしてます (2017年6月23日 20時) (レス) id: f75776f7ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年5月5日 9時
