幼馴染の赤髪くん4【赤羽業】

187時間目 ページ37

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「もしかして、カルマ君は

子どもと接する仕事はどうかと言ってるんじゃないでしょうか？」



「あるかも！カルマ君って、素直じゃないところあるしね」


『子どもと接する仕事…』



そっか、カルマなりにアドバイスしてくれてたんだ。


なんでそんな簡単なこと気づかなかったんだろ。




『…ありがとう、二人とも。


何となくだけど、自分のしたい事が見つかりそうな気がするよ』



「なら良かった！そのままカルマ君とも仲直りするんだよ？」


「はい！お二人を応援してます！」




一つの悩みが解決しそうな時、


私はふと思ったことがあった。



この機会に、話してみるのもありなのかな…？




『…奥田さんってさ…』


「はい？」


『好きな人、いるの…？その…カルマ、とかさ』


「へっ！？」




目線を外して、ぼそりと呟けば


顔を真っ赤にさせる奥田さん。




あぁ、やっぱりそうなんだ。


確かに奥田さんとカルマはお似合いだし、


たまに二人がいい雰囲気出すときあったし…。




今までもやっとしていた感覚が


嫉妬、だなんて今更気づいた。




「す、好きな人いませんよ？言うなら…好きなのは理科です！！」


『……へ？』




今、なんて言った？


かと思えば、理科や将来について語り出す奥田さん。


そして、話に区切りがついて


微笑みながら私にこう言った。



「というより、カルマ君は若原さんが必要だと思いますよ」


『それは幼馴染だからじゃ…』


「もう、じれったいなぁ！」




突然大きな声を出すカエデちゃんに


余計に頭が追いつかなくなる。

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