幼馴染の赤髪くん4【赤羽業】 (ページ4)

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桃花の提案で今日一日

コードネームで呼び合う事が決まった。

そして私のコードネームが…

『ひっつき虫？え、なんで』

理由が分からないまま、体育の授業が始まる。

今日はみんなで協力して烏間先生を狙っていく。

そしてたまに聞こえてくる烏間先生の言葉に私は頑張って笑いを堪えていた。

「特に女たらしクソ野郎！銃を常に撃てる高さに持っておけ！」

『ぷぷっ…女たらしクソ野郎、確かに』

肩を震わせるけど、誰も突っ込んでくれない…

逆になんか悲しいですぞ！？

「ひっつき虫、そろそろ！」

『あ、はーい』

凛として説教に言われて、何とか息を整える。

神経を研ぎ澄まして…

「そっちでお願い！凛として説教！」

「OK！行くよ、ひっつき虫とギャル英語と性別！」

『りょーかい！』

一気に走り出し、銃で連射していく。

しかし流石、烏間先生。軽々と避けていた。

でも、これで終わりじゃない

最後は…正義(ジャスティス)！！

その時、裏山の中で射撃音が鳴り響いた。

「ヌルフフフフ…で、どうでした？

コードネームで過ごした気分は」

「「「なんか、どっと傷ついた」」」

意味が分からなくても意外と傷つくもんだね。

はぁ、と息を吐き頬杖をつく。

するとジャスティスはなぜ自分だけ本名なのかと疑問をぶつけた。

「今日の体育の授業内容は知っていましたから

君の機動力なら活躍すると思ったからです。

さっきみたいにかっこよく決めた時ならジャスティスって名前でもしっくりきたでしょう？」

「確かに～」

「安心のために言っておくと木村君。

君の名前は比較的改名手続きが出来るはずです」

「そうなんだ」

「でもね、木村君。もし君が先生を殺せたなら世界はきっと君の名前をこう解釈するでしょう。

"まさしくジャスティスだ！地球を救った英雄の名にふさわしい！"と」