幼馴染の赤髪くん4【赤羽業】

178時間目 ページ28

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みんなが上手く壁に隠れた後、


思った通りに死神から連絡が来た。




「Aさん、E組の姿が見えないんだが

一体どういうことだい？」



『あぁ、すみません。逃げられてしまったようで』


「たっく…まぁいい。二,三人殺してアナウンスで脅せば」


死神がそう言った直後、外しておいた首輪が

爆発した。



「チッ…しょうがない、ならAさんのを爆発させるとするか」


『え…待って下さい、復讐の話は…？』


「そんなのどうだっていい。

君が消えればみんなは酷く後悔するだろうね。

それじゃあ、さようなら」





……来る。




片腕に意識を集中させて

爆発直前に、首輪をカメラに向かって投げつけた。



それは運良くカメラの所で爆発し、

カメラが壊れたみたいだった。




その瞬間、耳につけていた通信機を

足で踏み潰して壊す。



死神が多分見ていたカメラ映像に

私は死角に入っていたから映っていないだろうし

通信が途切れたことで、爆死したのだと思わせたはず。



「Aちゃん…？」



不安そうな表情で私を見るカエデちゃん。


私は少し笑ってみせてこう言ったのだった。




『カメラは一つ壊したけど、もう一つは生きてるから

まだ動かないでね』



死神が操作室から出るまで…。



しばらくすれば、向こうの方から大きな音が聞こえてきた。



きっと烏間先生と死神の対決が再開したんだ！




私が頷くと、みんなが体制を崩して

迷彩を解く。



その後、殺せんせーの意味不明な実況が始まり

どこからか出してきたトマトジュースを飲んで

触手に流してるし…



つくづく超生物だなって

改めて感じたのだった。

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