幼馴染の赤髪くん4【赤羽業】

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「へぇ！イトナ君って糸成って書くんだね！」

「キラキラネームだよね」

「良い名前じゃない、カッコいいよ」

『私も同意見！』



そんな会話から始まったクラスのキラキラネーム。


まさかの木村の名前が

正義と書いてまさよし、ではなく

ジャスティス、というキラキラ感たっぷりだったとは。



「大変だねーみんな。ヘンテコな名前つけられて」


「「「えっ！？」」」


「あぁ、俺？俺は結構気に入ってるよ、この名前。

たまたま親のヘンテコセンスが子供にも遺伝したんだろうね。

それに…」



そう言って私に近づき、頭を撫で撫でしてくるカルマ。

けど私はムスッとしてそっぽを向く。



そう、私はまだ下着事件で怒っているのだ。

みんなは全然気にしてないみたいで助かるけど

それとは別の話。



それなのに何事も無かったかのように普通に接してくるし

私が撫でられることが好きなのを知った上でやってくる。


「Aが俺の名前呼んでくれるから、もっと好きだね」



プラス、こんなドキドキすることを言われると

プライドを保とうとしながらも

つい、顔が赤くなってしまう。



『…いちご煮オレ、奢りだからね』

「はいはい、分かったって」



「お前等イチャイチャすんのやめろよな…」


納得いかなさそうな表情の木村に突っ込まれると

殺せんせーも名前に不満があると言ってきた。


烏間先生とビッチ先生が呼んでくれないからだとか。



「烏間先生なんて私を呼ぶ時、"おい"とか"お前"とか熟年夫婦じゃないんですから！」



流石にこれには吹いて笑っちゃったわ。

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