幼馴染の赤髪くん4【赤羽業】

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イトナ君がE組に来て1週間が経った。


平和に毎日暗殺が行われている。


…平和と言ってもいいべきか分からないけど。



そんな放課後、カルマと帰るのに横を歩いていると

大事な事を思い出した。



『あっ、宿題のプリント忘れた』


「何やってんの？早く取りに行きなよ」


『ごめんごめん〜』



小走りで走って教室に入ると男子がなぜか集まっていた。



『何してんの…ってすごいね！これ誰が作ったの？』



小さな機械が教室を走り、発射で缶に的確に当てていた。



「イトナだよ、まじスゲーわ！」


『へぇ！』


そう言って前原が教えてくれた。


そしてイトナ君は殺せんせーの急所は心臓だと教えてくれた。

そして暗殺のために機械の性能アップすると。


『あっそうだ、プリントプリントー』


本来の目的を思い出した私は自分の机の中から

プリントを取り出して男子と別れる。



そしてまた廊下を小走りで行くと

ビッチ先生と話していたらしい桃花、莉桜、陽菜乃ちゃんと合流した。



「おーAじゃん」

「やっほ〜今から帰るとこ？」

『うん！プリント忘れて取りに戻ってたの』

「ねぇ、お茶してかない？」

「行く行く〜」

「もう、言った側からー」


Aも行こうよと誘われて

私は嬉しくて笑顔で頷いた。



その時、私達の後ろにあの小さな機械があることを私は忘れていた。


そして…



「Aー遅い」


『…あ』


「その顔、絶対俺の事忘れてたよねぇ？」


『わわ、忘れるなんてトンデモナイ』



カルマの存在も忘れていた。←

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