Truth 22 ページ22
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音楽室に入れば、いつもと同じ静けさが
身を包む。
違う事といえば、外ではしゃぐみんなの声が聞こえるくらいで。
でも、そんなのも関係ないくらい
私の心臓はバクバクしていた。
もしかしたら、何かあるのかな…？
ありもしない期待をしては、すぐに否定をする。
健「卒業まで、ほんと早かったよね」
あ「う、うん！ほんとに。あっという間だったな〜」
あぁ、一体何を話したらいいんだろう。
平常心だぞ、私。平常心！
心の中で喝を入れていると
健人くんはピアノの蓋に手を掛けながら
ポツリポツリと思い出話に花を咲かせる。
健「俺ね、Aちゃんに憧れてたんだ」
あ「え、私に？」
健「うん。誰にでも優しくて人気者で
いつも羨ましいなぁって見てた」
うぅ、何だか恥ずかしい。
でもそんなこと思ってくれてたんだ。
健「俺に話しかけてくれた時も
すごい優しくて、親しみやすくて…
心の中じゃ、すげぇ嬉しかったんだよ？」
あ「えへへ…私も健人くんと友達になれて
嬉しかった。もっと早く喋れば良かったよ」
なんで、出会うのがこんなにも遅かったんだろうね。
なんて、自嘲してみたりする。
健「でも、これからもっと喋ればいいんじゃないかな。
それで…これは俺のわがままなんだけど
Aちゃんと、もっと関わりたい」
あ「わがままだなんて…」
健「ううん、あのね…。
俺、Aちゃんのことが好き。
頼りない俺だけど、もし良ければ付き合ってくれませんか？」
その時、外で強い風が吹くのが分かった。
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空涼(プロフ) - あいさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです(´；ω；｀) (2017年10月9日 22時) (
レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - ?神谷アリス?さん» 良かったです！ありがとうございます！！ (2017年10月9日 22時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 完結おめでとうございます。お話の世界観が好きでとても面白かったです！次の作品も楽しみに待ってます。 (2017年10月9日 22時) (レス) id: 60b6eaf521 (このIDを非表示/違反報告)
?神谷アリス?(プロフ) - とても面白かったです！ありがとうございます！ (2017年10月9日 20時) (レス) id: 9b7870eb0f (このIDを非表示/違反報告)
空涼(プロフ) - あいさん» 嬉しすぎます…！！本当にありがとうございます♪ (2017年9月17日 20時) (レス) id: 82096225c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年9月7日 11時
