Memory 09 ページ44
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あ「どうしたの？」
聡「あのさっ、久々に一緒に寝ないかなーなんて」
照れ臭そうに鼻の下を触りながら話す聡くんに
思わずフッと笑みを浮かべる。
あ「本当、おばあちゃんっ子だね」
聡「い、いいでしょ別に！」
顔を真っ赤にさせながらも
枕を私の隣に置いて、布団に潜り込む聡くん。
ふふ、可愛いな本当。
実際、同い年くらいのはずなのに
おばあちゃんでいることに慣れてしまったのか
本当の孫のように思えてくる。
シワシワの手で頭を撫でてやると
聡くんは、不安げな表情を浮かべて
ポツリと話し出した。
聡「この一年、すごく楽しかったよ。
…この世界のおばあちゃんのこと嫌いにならないであげてね」
あ「え…？」
突然の申し出に手が止まってしまう。
固まってしまう私に気付いたのか
そのまま言葉を繋げた。
聡「この前、この世界のおばあちゃんと入れ替わったでしょ？
その時、聞いたんだ全部」
一年間、私ともう一人の私が入れ替わっていたことを。
聡「おばあちゃん、申し訳なさそうにしてた。
自分勝手な行動でもう一人の自分を傷つけたって。
きっと急に世界が変わって混乱してたよねって」
泣きそうな顔で言う聡くんを見ていると
それほど彼女も自分を責めていたんだって
すぐに分かった。
もう、それが分かればいいよ。
聡「だから俺が、おばあちゃんが寂しくならないように
ずっと側にいようって思って…」
本当に君は優しいんだね。
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空涼(プロフ) - Dさん» 元々考えていたプラス、書こうと思ったきっかけがそれですね！ (2017年8月24日 23時) (
レス) id: c26cc2f18b (このIDを非表示/違反報告)
D - 僕は今日昨日の君とデートするみたいな感じですか？ (2017年8月24日 22時) (レス) id: 80b3e0ffbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年8月11日 16時
