Secret 05 ページ5
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何故か一緒に歩いている俺たち。
てか、今日は楽器屋に寄りたかったんだけど。
言うべきなのか？
でももし一緒に帰ってるつもりはなかったって
言われたら恥ずいよな…。
どうするべきか迷っていると
吉野さんがあっ、と声を上げた。
あ「そういえば楽器屋寄るんだっけ？」
健「え…」
何で、何で…？
吉野さんに言った覚え全くないんだけど。
健「俺、楽器屋に行くなんか言った？」
確かに行きたかったんだけどさ。
でも吉野さんはとぼけた顔をする。
あ「言ってたよ？ほら、菊池くんと話してたじゃん」
健「あぁ…」
思わず頷いてしまった。
吉野さんの言う通り、風磨と話していたからだ。
でもそんなでかい声で喋ってないはず…。
吉野さんのとこまで聞こえるか？
もしそうだったら、それより先に女の子が気づいて
"楽器してるの？"って食いついてるだろ。
健「吉野さんって、地獄耳？」
あ「あははっ、まっさか〜！」
そうやって笑うと、吉野さんも楽器屋に行きたいからと二人で行くことになった。
あ「わぁ、懐かしい…」
別に大したことないのに、そんなに感動するか？
そんな姿を横目に探していた楽譜を探す。
健「あった…」
小声で呟くと、吉野さんが俺の隣に来て
見つけた楽譜を先に取り出す。
あ「これ、すごくいい曲だよ。ほんと…」
ペラペラとページをめくる彼女。
ふーん、って生ぬるい返事をして
他の楽譜も見ることにした。
すると、横から鼻をすする音が聞こえた。
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空涼(プロフ) - Dさん» 元々考えていたプラス、書こうと思ったきっかけがそれですね！ (2017年8月24日 23時) (
レス) id: c26cc2f18b (このIDを非表示/違反報告)
D - 僕は今日昨日の君とデートするみたいな感じですか？ (2017年8月24日 22時) (レス) id: 80b3e0ffbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年8月11日 16時
