Memory 01 ページ36
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ずっと、長い夢を見ていた気がする。
それもこれも、全て始まりは突然だったけど。
母「Aー、早くお風呂に入りなさーい」
あ「はーい」
いつも通りの日常で、夜に小説を読んでいると
1階にいるお母さんから大きな声を掛けられた。
小説の続きが気になりながらも
お気に入りの栞を挟んで、自分の部屋から出ようとする。
しかし、突如襲ってくる目眩というか頭痛というか。
最初はタチの悪い体調不良だと思った。
なのにそれは一向に治る気配はなく、ついに意識を手放す感覚が駆け巡る。
そして、ふわふわと宙を浮くような感覚がして
次に目が覚めた時には
目の前に知らない男の人が、焦った顔をして誰かを呼んでいた。
「おばあちゃん！良かった、目覚めて。大丈夫？」
…誰、この人。
それに、おばあちゃんって何のこと？
意味不明なことばかりで
男の人の質問にも答えずに、重たい身体を起こす。
あ「どこ、ここ…？」
「おばあちゃん…？」
よくよく辺りを見渡せば
全く見覚えのない場所で、そもそも私の部屋じゃない。
意識がハッキリすると同時に
混乱して頭がパニックになる。
一体、何が起こってるの…？
その時、男の人がおばあちゃんと呼んでいることに
一つの答えがよぎる。
まさか…ね？
視線を自分の手に向けてみると
そこは、思った以上にシワシワになった手。
サーッと血の気が引く感覚がして、
近くにあった鏡を見れば、自分の顔とは思えないほどの
高齢者の顔となっていた。
あ「これが、私…？」
これは、何か悪い夢だ。
こんなの、あり得ない。
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空涼(プロフ) - Dさん» 元々考えていたプラス、書こうと思ったきっかけがそれですね！ (2017年8月24日 23時) (
レス) id: c26cc2f18b (このIDを非表示/違反報告)
D - 僕は今日昨日の君とデートするみたいな感じですか？ (2017年8月24日 22時) (レス) id: 80b3e0ffbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年8月11日 16時
