Secret 32 ページ32
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衝撃の事実が頭の中にこびりついて
あまり眠ることが出来なかった。
でも、朝方に近づくと知らないうちに寝ていたみたいで
アラームの音に起こされると
支度を始めた。
そして来たこの時間。
公園に行くと、Aは既に来ていて俺に向かって手を振っている。
…行かないという選択肢もちゃんとあった。
だって現実離れした話を聞かされたんだし。
それでもこの場所に来た理由。
一晩中考えて決心した。
だって、どんな理由だろうと
俺が好きになった相手はAだから。
例え、この世界のAであろうと別の世界のAであろうと。
AはA。
かけがえのない、たった一人の女性でしょ？
あ「ありがと…来てくれて」
健「当たり前じゃん、彼氏なんだから」
俺がそういえば、Aは健人らしいと笑った。
最後の一日、楽しもうね。
健「さ、どこに行く？」
あ「えっとね、えっとね！いっぱい考えてきたの！」
指を曲げて数えながら次々としたい事を
挙げていくA。
そんな姿に心が温かな気持ちになった。
あ「ごめんね、やっぱこんな多いと一日じゃ…」
健「しょーがないなぁ？Aだけに特別サービス。
全部行こうよ」
あ「ほんと！？やったー！」
目を輝かせるAと一緒に、いろんな所へ出かけた。
人気のパンケーキ屋さんに行ったり
映画を見て、Aが大号泣したり
神社でおみくじを引いて、Aは大吉なのに
俺は小吉という何とも言えない感じ。
Aにすげー笑われた…まぁ、笑顔見れたからいいけど。
ごく普通の過ごし方だけど、俺らにとっては
全部が大切で。
一生、忘れたくない。この日の出来事を。
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空涼(プロフ) - Dさん» 元々考えていたプラス、書こうと思ったきっかけがそれですね！ (2017年8月24日 23時) (
レス) id: c26cc2f18b (このIDを非表示/違反報告)
D - 僕は今日昨日の君とデートするみたいな感じですか？ (2017年8月24日 22時) (レス) id: 80b3e0ffbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年8月11日 16時
