Secret 28 ページ28
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健「はい、ココア」
あ「…ありがと」
何とか泣き止んだ彼女にココアの入ったマグカップを渡す。
それに息を吹きかけて飲む彼女の目元は
赤くなってしまっていた。
あ「ごめんね、健人…私、頭がいっぱいいっぱいになっちゃって」
健「もう謝らなくていいよ」
あ「ん…ねぇ、今日の私…どうだったの？」
目線を上に上げて俺を見るA。
どうして自分の事なのに聞くんだろうと
疑問に思いながらも、重い口を開いた。
健「俺の事、誰だって言ったり話しかけるなとも…」
Aから目を背けて呟くと
Aは小さくごめんなさい、と言った。
健「で、でも体調悪かっただけなんでしょ？
ならもう気にしないから！」
あ「健人」
健「そりゃびっくりしたけどさ、Aが大丈夫なら良かったよ…」
あ「お願い聞いて、健人」
必死に話そうとする俺をAは止めた。
何だか、この先は聞いてはいけない気がする。
でもAが向き合っている限り
俺もそれにちゃんと答えなければならない。
あ「あのね、今からする話
信じて貰えないだろうけど真実なの。
だから健人にはちゃんと話さなくちゃいけない」
真剣な眼差しに、思わず息を呑む。
それから聞かされる話には
現実離れしていて、すぐに理解する事は出来なかった。
あ「私は…この世界の人間じゃないの」
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空涼(プロフ) - Dさん» 元々考えていたプラス、書こうと思ったきっかけがそれですね！ (2017年8月24日 23時) (
レス) id: c26cc2f18b (このIDを非表示/違反報告)
D - 僕は今日昨日の君とデートするみたいな感じですか？ (2017年8月24日 22時) (レス) id: 80b3e0ffbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年8月11日 16時
