Secret 26 ページ26
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健「A！」
駅に着いて、Aに追いつき声をかける。
Aも驚きながら、おはようって言ってくれると思っていたのに
それとは全く逆の答えが返ってきた。
あ「…誰ですか？」
健「は？」
冷めた瞳に、怯えるように警戒している姿。
何…言ってんだよ。
健「ちょ、Aってば冗談キツいから！
まじでビビるわ〜」
嘘だと言ってくれとでも言うように
俺は笑って必死にごまかす。
けど、Aはその期待にも答えずに
知らない、とシラを切る。
健「…なぁ、まじでやめてよ。そーいうの。
なんでそんな嘘つくの？」
あ「嘘じゃないです、話しかけないでください」
そう言われた瞬間、
俺の頭の中は真っ白になった。
早歩きで去っていく後ろ姿に言葉を失う。
ねぇ、A。
一体、君に何があったの…？
気分は重たいまま、俺から離れて一人でいる
Aの後ろ姿を見つめる。
このままじっとするのも落ち着かなくて
Aの友達に話しかけに行った。
健「ねぇ、ちょっといい？」
「あ、中島くん。どーしたの？」
健「あのさ、今日のA、様子が変って感じした？」
恐る恐る聞いてみると、
みんな口を揃えて、確かにと頷いた。
俺だけじゃなかったんだ…。
「でも、Aにもそういう日くらいあるんじゃない？体調悪いとかさ。
そっとしておくのが一番だと思う」
その言葉にそれだけじゃないような気もしたけど
少しだけ、落ち着く事が出来た。
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空涼(プロフ) - Dさん» 元々考えていたプラス、書こうと思ったきっかけがそれですね！ (2017年8月24日 23時) (
レス) id: c26cc2f18b (このIDを非表示/違反報告)
D - 僕は今日昨日の君とデートするみたいな感じですか？ (2017年8月24日 22時) (レス) id: 80b3e0ffbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年8月11日 16時
