Secret 02 ページ2
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そんなある日の放課後
俺は一人で音楽室に来た。
たまに一人になって弾きたい時があるんだよね
ピアノを。
寒そうな景色とは逆に窓から差し込んでくる
温かな夕日に照らされながらピアノを弾いた。
「やっぱりここに居た」
突然聞こえてきた女の子の声に
指を止めて、顔を上げた。
そこにいる子はピアノに肘を置いて頬杖をつきながら
口の端を上げて笑っていた。
健「やっぱり…？」
たくさんの女の子と遊んできた俺だけど
この子は見たことがなかった。
やっぱりってどういう事だ？
俺がここに居るのを知っているのは風磨くらいのはずなのに。
思わず固まってしまっていると
女の子は小さく笑って話し出した。
「ピアノ上手いよね、本当」
健「あ、ありがとう」
どうした、俺。
いつもみたいに笑えばいいじゃん。
女の子には慣れてるだろ？
どんなタイプだって攻略してるつもり。
なのに、女の子の妖美な瞳に吸い込まれて
調子が出ない。
「何で俺の事知ってんの？って顔してる」
健「いや、そんな事は…」
「ねぇ」
女の子は俺の側に来て、
椅子の背もたれに手を掛けて顔を近づけた。
「もし私が君の秘密を知ってるって言ったら
____君はどうする？」
その不思議な言葉に
俺は何も言えなかった。
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空涼(プロフ) - Dさん» 元々考えていたプラス、書こうと思ったきっかけがそれですね！ (2017年8月24日 23時) (
レス) id: c26cc2f18b (このIDを非表示/違反報告)
D - 僕は今日昨日の君とデートするみたいな感じですか？ (2017年8月24日 22時) (レス) id: 80b3e0ffbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空涼
| 作成日時：2017年8月11日 16時
