チャニョルの奥さん (ページ10)

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込み入った話ページ10

それから変わりなくユナはチャニョルを案内した。

スカイツリーの展望台に行けば、高さに驚きながらも景色に感動する。綺麗な夜景が見えていた。

『どうだった、観光』

CY「すんごい楽しかった！」

『よかった』

ユナがにっこり微笑む。二人がガラス越しに並んでいて、30cm以上の身長差に笑ってしまう。

CY「さっきはごめん。小さいなんて」

『え？いいよ。言われ慣れてる笑』

CY「本当はちがう言葉を言いたかったんだ」

『ちがう言葉？』

CY「可愛いって」

しばらく沈黙。

ユナが弾けるように笑う。

『またまたー笑』

CY「ホントだってば！」

『んーわかった。ありがと』

CY「ほんとに信じてる？」

『はいはい笑』

なんだかいい感じだと思っているのはチャニョルだけではなかった。

こんな顔立ちのいいチャニョルに可愛いなんて誉められたら、顔が赤くてそらしてしまうユナ。