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『なんじゃ、こりゃ』


私は女子トイレの姿見の前にいる。白いワンピースに黒いシミがついている。


『七番シアター………』


手元にあるチケットは七番と書かれている。


前に観た映画だ。

なにを溢したんだっけ。水道から流れる冷水に驚きながら、ハンカチを浸す。シミをこすると、ハンカチにシミがうつっていく。


『たしか一人映画でしょ』

私の過去だ。
あの時、ギョンスと初めて話した時の服装だ。


そうそう。
コーラを持って待っていたけど、待ちきれずに飲んじゃって。溢したんだよね。

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作品のジャンル：恋愛
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作者名：S.B.H | 作成日時：2020年10月9日 3時

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