前夜(D.O) (ページ24)

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…二年前
こうやってキムチチャーハンを作ってもらった。

初めてギョンスの家に遊びにいったんだ。たしか、付き合って一ヶ月半くらい？

『すごく美味しい！』

KS「ふふ笑」

『料理人になった方がいいよ！』

KS「えーそんなに？」

『でも、ギョンスの手料理を他の人が食べるのは嫌だなぁ』

KS「嫌なの？」

『うん。』

ギョンスがテーブルに肘をついて、こっちを見ている。どうしても見つめられると、緊張する。

KS「ユナ」

『ん？』

どうしよう…目を見れないなんて思ってたら。

KS「ここ、何かついてるよ」

『え？どこ』

前髪に何かついてるというギョンスは、立ち上がってこちらへ近寄る。

前髪に触れたとき、私は目をつむる。

『とれた？』

KS「うん。埃かな」

目を開けたとき、思ったより近くに顔があって驚く。埃を見ていたギョンスの丸い目が、向かい合う。

ギョンスがゆっくり目をつむる。私も自然とまぶたを閉じてみる。

ぷにゅ…………

柔らかいな、ハートの唇笑

『//////』

KS「ふふ」

ギョンスも顔が赤くなって俯いている。

それから、またもう一度私達は目を閉じた。