前夜(D.O) (ページ22)

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そう。
私達はどんなことでも二人で乗り越えてきた。

記憶は巻き戻るー。
意識はどんどん薄れていく。ギョンスの声が遠ざかる。

…

目を開けると、食卓が目の前にある。
ギョンスが向かい側に座っている。テーブルにはキムチチャーハン。

ギョンスの得意料理だ。

KS「男で料理が趣味っておかしいよね」

『え…………そ、そんなことない！！私が下手だから、頼もしいよ。これからも作ってもらうんだから』

KS「え？」

あ………
これ過去なんだ。『これから』って意味深。

KS「それって………////」

『別に深い意味はないよ笑』

KS「……ざーんねん」

なんで、そんな寂しそうな顔をするの。

もしかして、過去と違うことをしたら未来が変わったりしないよね。

断片的だし……………

てか、ここギョンスのアパート。

うわ…懐かしい。
レトロなラジオが置いてある。今もあるはずだけど、どこにあるんだっけ。

KS「どうかした？」

『懐かしいなぁって………』

KS「え？ユナ、初めてでしょ。ここに来たの」

『あ………ほら、あれ。あのラジカセ、おじいちゃん家にあったのよ』

危ない、危ない汗