ギョンさんの妻 (ページ9)

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妻との出会いページ9

自慢のユナの仕事はさらに自慢。

アジアで活躍する脚本家の一人で、サンダース国際映画祭では脚本賞に選ばれた。ユナの書くドラマや映画は売れるとも言われている。

僕がユナと出会ったのも、ドラマ撮影を通してだった。ユナはすでに一作目でヒットを叩きつけ、売れっ子の新人脚本家だった。

僕もそのドラマを観ていたから、いつかユナの作品に出たいと思っていたところ監督からオファーを受けた。

初日の挨拶でユナと僕は初めて顔を合わせた。親身になってキャストの再現したい気持ちをうけいれ、脚本に継ぎ足していく。
喜怒哀楽のはっきりした表情の変化、おっとりした話し方、仕事に熱心に取り組む姿、何よりも…

KS「これ、手作りですか？」

『はい。暇があればお菓子作りばかりしていて。皆さん、よかったらどうぞ』

ユナの作ってきたクッキーやチョコブラウニーが美味しくて、完全にノックアウトした。

僕も料理が好きだから、おたがいにつくってきて味見をしたりして仲は深まった。