ミンソクさんの奥さん (ページ29)

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ぎゅーページ29

今日は口を効いてくれなさそうだな。

最長で3日に及んだことがある。

ゆっくり布団に入り、天井を見つめる。ユナは相変わらず背を向けたまま。

MS「ユナ」

『………』

無視ですか。
せっかく休みの日なのにな。二人でサンを可愛がりたかったんだけどな。

ユナの背中をさすってみると、拒む様子もなく。

ユナを後ろから抱きしめる。ユナは無反応。

MS「サンは可愛いけど、ユナには敵わないよ。」

『…ほんと？』

MS「うん。ほんとにほんと」

そっと手を離そうとすると、ユナの手が俺の手を掴んだ。

『サンより短い』

MS「え？」

『サンはもっとぎゅーってしてもらってた！』

あーはいはい。
ユナはふくれっ面でこちらを向く。どうしたもんかな、この可愛い子。

正面から思い切り抱きしめると、やっとユナは笑った。

MS「サンにもしてないこと」

『なあに』

不意打ちにユナにキスをすれば、ユナの目がとろんとする。

『もう一回』

MS「はいはい」