ミンソクさんの奥さん (ページ17)

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変な感じページ17

ユナは玄関にあがるなり、『うわー整理されてる！』と感動した。

『それに、その漫画みたいな寝癖もすごいです』

MS「あ…うん、バカにしてる？」

コーヒーを入れてユナに渡す。ユナは座る場所を捜すように部屋を見回す。

俺は気にせず、自分の腰掛けたソファの隣を叩いた。ユナはなぜか忍び足で、隣に座る。

隣にいても分かる。
ユナは緊張している。さっきからコーヒーを飲んでは、指を組んだりしている。

MS「で…何か、用事があったの？」

『えっとね…昨日のことなんだけど…って言ってもミンソクさんが覚えているかどうか…』

ここで逃げたら男じゃないよな。

MS「覚えてるよ。」

まっすぐユナの目を観て答えた。

てか…逸らされたし。
これもう…脈無しだな。

MS「困らせたよな、ごめんな。せっかくのクリスマスだったのに…」

ユナは精一杯首を横に振る。