ミンソクさんの奥さん (ページ16)

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モーニングページ16

朝に目を覚ます。

酔は冷めてる。
でもしっかり、ユナに何を言ったのか覚えている。

MS「あーなんで電話を切ったかな〜」

コーヒーメーカーのポタポタ落ちる雫の音を背中越しに聞いて、キッチンに座り込んだ。

インターホンが突然鳴り、必要以上に驚く。こんな朝早くに誰だろう。

モニターを覗くと

MS「げっ…ユナ！」

頬を真っ赤にして、走ってきたのかハァハァと肩で息をしているユナ。

ここは相手の出方を伺って、とぼけるしかない。酔っていたことが言い訳になる、でも嫌われる可能性も高い。

MS［はい］

『ミンソクさん！おはよう！』

MS［早いね、俺まだ寝間着なんだけど］

『えっ！それは是非観たいです！』

図々しいんだけど、こいつ笑

MS[もう…わかったよ、開けるよ]

玄関に向かってドアを開ける。赤いコートが似合うユナが立っている。片手にコンビニの袋？

『トッポギ、食べませんか？』

そう…来たか