114 ページ14
.
『嫌とかじゃないんですけど…。涼太くん、本当は今日迎えに来てくれる予定だったんだけど…彼女が帰ってきて…』
「あー、遠距離の？」
『はい。だから、大丈夫だよって言ってしまって…それなのにこんな事になって…。多分、話したら自分のせいだって…』
「あーね。じゃぁ、言えねーか…」
なにやら考えてる様子の深澤さん。
やっぱり迷惑だよね…
『あ、あの…』
「ま、いっか」
『えっ？』
「ん？」
「Aちゃん、明日何限から？」
『３限の外国語の授業からです』
「おっ、同じやつ？」
『多分…』
「俺もそれからー。こういう時はさ、1人でいるより誰かとバカみたいに騒いでた方がいいだろうから。俺に付き合ってよ」
『えっと…？』
「ゲームしよぉ。朝までコースで」
『ゲーム…』
「ん、ゲーム。俺、好きなのよ。Aちゃんは？する人？」
『さっくんに教えてもらって、何回か…』
「あー、あいつも好きだもんね。舘さんとなべは全然でしょ。阿部ちゃんとか、あー見えて結構するんだよ」
『そうなんですか？意外…』
「ねっ(笑)通信とかでやんのよ。どうする？やる？帰る？……まぁ、帰るとなる誰か呼ばなきゃだけど。舘さんダメってなると、なべ？俺は免許ねーから送れないよ？」
翔太くん……
いや、絶対怒られる。
それに流石に頼めないよね。
でも、1人になるのも正直不安だし…
甘えられるなら、甘えてしまいたい。
『………ゲームで』
そう答えると、深澤さんは優しく笑ってくれて。
「よしっ。そうと決まれば、なんか食べもんとか飲みもん買ってくるねぇ」
『あ、私も一緒に』と立ち上がる私を制して、「だぁいじょーぶ。ゆっくりして待ってて」と、鍵と財布を持って出掛けて行った。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 413人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Haru_saku(プロフ) - kimiさん» 初めまして♪嬉しいお言葉ありがとうございます(^^)引き続き楽しんで頂けると幸いです (2021年3月18日 14時) (
レス) id: c429b5330f (このIDを非表示/違反報告)
Haru_saku(プロフ) - ゆふさん» いつもありがとうございます♪引き続きよろしくお願いします(^^) (2021年3月18日 14時) (レス) id: c429b5330f (このIDを非表示/違反報告)
kimi(プロフ) - はじめまして！すごく面白くてまとめてノンストップで読ませていただきました！続き楽しみにしてます♪ (2021年3月9日 2時) (レス) id: 3961ac874b (このIDを非表示/違反報告)
ゆふ(プロフ) - 移行おめでとうございます♪応援してます！ (2021年3月7日 23時) (レス) id: a88b967383 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Haru_saku | 作成日時：2021年3月7日 14時
