■ ページ35
廉「アハハ！マジできた！」
怜「うわ〜Aが制服のスカート履いてる！」
「うるさいな！」
私がどれだけ苦労してこの待ち合わせ場所に来たか知らないでしょう？
家族にバレぬように必死でコソコソ家を出て、誕生日なのに誰とも顔を合わせてない。
二人にジロジロ見られるから、「やめて！」って嫌な顔をすると二人がケラケラと笑って目を細めた。
「二人と違ってもう制服キツイんだからね！」
廉「そうかぁ？」
怜「俺、高校生に見えるかな？」
「もう・・・」
廉が「あ、まずははっぴーばーすでーやな？」って笑うとながつが楽しそうに歌ってくれて、「あは、ありがとう・・・(笑)」と笑うと「廉抜きで飲み行こうな！」って肩を抱かれた。
廉「仲間外れにすんなや！」
「あ、ゴメンネ！10代！(笑)」
怜「悪いな！」
廉「うっざ！」
電車の中、3人でキャッキャしながらいろんな話をしていたらあっという間についてしまって。
入園して早々「誕生日だから」と腕にバースデーシールを付けられた私は、キャストさんにお祝いされるたび周りに見られて恥ずかしくて仕方なかった。
「おめでとうございます！」
「あは、あざっす・・・」
廉「もっと楽しそうにしろや」
「えー」
でもそんなのは本当に最初だけで、夢の国というのはそこにいるだけでワクワクするものでいろんな所を巡ってたらすぐに楽しくて仕方なくなった。
「ハッピーバースデー！」
「あは、セクシーサンキュー！」
ずれた頭の上のミニーちゃんの耳を直して、キャストさんに指ハートを送ると投げキッスが返ってきた。
廉「むっちゃノリノリやん」
怜「さっきのテンションなんだったの(笑)」
「あー！次あれ乗ろうよ！」とながつが駆け出して廉と一緒に追いかけて列に並ぶ。
怜「90分か〜、何話す？」
「ん〜・・・お腹空いたね」
廉「なんか買ってくればよかったな」
「あぁ・・・どうする？」
怜「俺ここにいてあげるからなんか買ってくる？」
「そっか、そうしよっか」
チュロスでいい？と向こう側の屋台を指差した廉に頷き、ながつに手を振って一緒にそこを向かう。
その屋台で注文してる廉を待ってると見覚えのある背格好を見つけた。
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ゆっきん☆(プロフ) - お話、ワクワク、ドキドキしながら、読ませてもらっています。続きが気になって途中で中断しなくちゃいけないときは早く続きが読みたくてソワソワしちゃいます。めちゃんこ、面白いです！！ (2021年10月10日 20時) (
レス) @page49 id: 6a5a4dc15b (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - あらんですよね、？笑 (2019年5月24日 17時) (レス) id: 56d3701af2 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 大好きすぎます！らぶはうすからずっと愛美さんの物語を読ませて頂いていますが、カラクリが見えていく感じも、心情が繊細に描かれている感じもすんごく好きです！楽しみにしています！！ (2018年11月18日 0時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき音 - 面白くて一気読みしてしまいました〜！作ちゃん沼に落ちてしまったお姉さん（笑）なので自分と重ねて見てしまいます…更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年11月16日 18時) (レス) id: 2587946e14 (このIDを非表示/違反報告)
chii(プロフ) - 更新停止されちゃったのかと思って、1ヶ月前から毎日チェックしてました！！おひさしぶりです、！はやく続きよみたくてうずうずしてます〜 (2018年10月30日 20時) (レス) id: 130f1a370d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美
| 作成日時：2018年8月17日 0時
