■ ページ21
「ねえ、年上からかってんの?」
飛「からかってない!真面目に聞いてる!ねえ、作ちゃん!」
作「え・・・はい」
「いちいち作ちゃんに振らないの(笑)」
作「あは、(笑)」
ミラー越しに恥ずかしそうな彼と目が合って笑ったら、今度は龍我ちゃんが「じゃあ、この中で付き合うなら誰〜?」って座席の脇から覗き込んできて。
「いない(笑)」
飛「えー!!」
強いて言えば!!強いて言えば誰!!ってうっちゃんが膝を叩いて問いかけてくるけど、「年下は恋愛対象外だよ」っていうと「え〜つまんな〜!!」って顔を歪めた。
「つまんないって何!?」
飛「つまんないじゃん、最初から対象外だって決めつけるの!」
「つまんなくないよ!(笑)」
飛「年下好きになるかもよ?」
「確率は低いです(笑)」
飛「ええ〜」
じゃあ!ってまた何か問いかけてこようとするから「質問コーナー終わり〜!」って声を上げるとまたうっちゃんに「つまんないのっ」と文句を言われるから「ここで降ろすよ?」って目を向けたら「あは、こっわ!」って大人しくなった。
「・・・龍我ちゃん、バイバイ!」
龍「バイバイ!Aちゃんありがとうございました!」
「はーい、どういたしまして!」
赤ちゃんみたいな頬を緩ませて手を振った龍我ちゃんをしっかり家まで送ると、うっちゃんがスマホを出して「龍我無事送り終えた!っと!」って雄登にラインを入れてた。
自分の弟ながらそんなに龍我ちゃんが好きか?と苦笑いする。
龍我ちゃんが出て行っちゃった後頭部座席を見てたら、ちょこんと一人残された作ちゃんが微笑みかけてきた。
作「・・・ふふ」
「なに?」
作「なんでもない、」
「そう?」
作「うん、」
コクっと頷く作ちゃん。
なにいまの、・・・超可愛いんだけど。
「次は、うっちゃんのお家だよね。あのマンションであってる?」
飛「うん!」
ハンドルを再び握りうっちゃんにそう問いかけて、車を走らせる。
龍我ちゃんの家と目の鼻の先にあるうっちゃん家だから、すぐに着いちゃって「ヤダ、もう着いた〜!」と不満を零しながら彼はちゃんと「Aちゃんありがとうございました!」と元気よく帰って行った。
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ゆっきん☆(プロフ) - お話、ワクワク、ドキドキしながら、読ませてもらっています。続きが気になって途中で中断しなくちゃいけないときは早く続きが読みたくてソワソワしちゃいます。めちゃんこ、面白いです!! (2021年10月10日 20時) (レス) @page49 id: 6a5a4dc15b (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - あらんですよね、?笑 (2019年5月24日 17時) (レス) id: 56d3701af2 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 大好きすぎます!らぶはうすからずっと愛美さんの物語を読ませて頂いていますが、カラクリが見えていく感じも、心情が繊細に描かれている感じもすんごく好きです!楽しみにしています!! (2018年11月18日 0時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき音 - 面白くて一気読みしてしまいました〜!作ちゃん沼に落ちてしまったお姉さん(笑)なので自分と重ねて見てしまいます…更新楽しみにしています!頑張ってください! (2018年11月16日 18時) (レス) id: 2587946e14 (このIDを非表示/違反報告)
chii(プロフ) - 更新停止されちゃったのかと思って、1ヶ月前から毎日チェックしてました!!おひさしぶりです、!はやく続きよみたくてうずうずしてます〜 (2018年10月30日 20時) (レス) id: 130f1a370d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛美 | 作成日時:2018年8月17日 0時