■ (2018/8/21) ページ19
勉強の息抜きがしたくて車のキーを片手に雄登の部屋に行きそのことを告げようとしたら、中から何だか騒がしい声が聞こえた。
ああ、うっちゃんだ(笑)
いつものことだと思って雄登の部屋のドアをノックして「雄登〜、私ちょっと出てくるね〜」って声を掛けるとドアが開いたら、出てきたのは弟じゃなかった。
「なんか買って・・・あ、え、作ちゃん！？」
作「あ、お邪魔してます」
出てきたのは作ちゃんで思わずドキッとし苦笑い浮かべながら中を覗くとゲーム機を片手に騒いでるうっちゃんと雄登がいて、その側で龍我ちゃんがお菓子をポリポリ食べてた。
「えっと、(笑)」
雄「何〜？」
「あの私ちょっと出てくるね」
雄「あ、ちょっと待って！」
雄登はゲームを置いて立ち上がると窓の外を指差した。
雄「外、めっちゃ雨降ってるじゃん？」
「うん」
そして時計を指差して「もうこんな時間じゃん？」と首を傾げるから「うん」と頷くと彼はラグでだら〜んと体を伸ばす龍我ちゃんを指差して「龍我帰るじゃん？龍我濡れるじゃん？」というから「ちょっと待って、普通に話して？」って私が困ったように笑うと雄登はニッと笑って「どっか行くなら送ってけ！」と私を指差した。
雄「龍我を」
龍「えっ、傘貸してくれれば普通に帰れるよ！」
雄「3人分の傘貸すよりA使って帰った方が早いから！ね？」
飛「使うって・・・(笑)」
「別にいいけど(苦笑)」
そういうと作ちゃんが心配そうに見てきて「大丈夫だよ(笑)」と声をかけると彼は小さく「・・・いいの？」と聞いてきた。
雄「いいに決まってんじゃん！てか、この雨じゃ家着く頃には龍我がずぶ濡れになっちゃう！」
雄登の龍我ちゃんへの過保護っぷりに苦笑いして「全然いいよ、駅まで遠いもんね」と口にするとすかさず雄登が「家まで！」と声をあげた。
龍「え、駅まででいいよ」
雄「電車乗って駅に着いたあとは？傘持ってないでしょ？濡れるでしょ？」
龍「ちょっとくらい大丈夫でしょっ」
雄「ダメでしょ！」
「・・・彼氏？」
飛「あはは(笑)」
作「・・・(笑)」
わかったわかった、3人ともしっかり送ってくから(笑)って笑うとすかさずうっちゃんが「いいの〜！？」ってキラキラした眼差しを向けてきた。
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ゆっきん☆(プロフ) - お話、ワクワク、ドキドキしながら、読ませてもらっています。続きが気になって途中で中断しなくちゃいけないときは早く続きが読みたくてソワソワしちゃいます。めちゃんこ、面白いです！！ (2021年10月10日 20時) (
レス) @page49 id: 6a5a4dc15b (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - あらんですよね、？笑 (2019年5月24日 17時) (レス) id: 56d3701af2 (このIDを非表示/違反報告)
ポップコーン(プロフ) - 大好きすぎます！らぶはうすからずっと愛美さんの物語を読ませて頂いていますが、カラクリが見えていく感じも、心情が繊細に描かれている感じもすんごく好きです！楽しみにしています！！ (2018年11月18日 0時) (レス) id: af868719a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき音 - 面白くて一気読みしてしまいました〜！作ちゃん沼に落ちてしまったお姉さん（笑）なので自分と重ねて見てしまいます…更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2018年11月16日 18時) (レス) id: 2587946e14 (このIDを非表示/違反報告)
chii(プロフ) - 更新停止されちゃったのかと思って、1ヶ月前から毎日チェックしてました！！おひさしぶりです、！はやく続きよみたくてうずうずしてます〜 (2018年10月30日 20時) (レス) id: 130f1a370d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛美
| 作成日時：2018年8月17日 0時
