【A3!】見てるだけ、ただ見てるだけが一番いい (ページ6)

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4話を見てるだけページ6

次の日の学校は休んだ
元から体調は崩しやすいのでLINEには大体安静にしてろって話

体調は結構いいんだけど、メンタル的に…
って思った時、部屋のドアを誰かがノックした
布団から身を乗り出して、なにと素っ気ない返事をすると

「俺だよ、紬」
『紬…どうしたの？』

と、とりあえず兄である紬を中に入れる

紬「どうしたの？はこっちのセリフ、昨日の夜から様子がおかしいから、どうかしたのかなって」
『紬には関係ないよ』

余計なお世話と言って、布団に潜る

紬「Aが布団かぶる時は、大体寂しいからそばにいてっていう合図だと思ってたりします、あってる？」
『ずるいのです』
紬「お兄ちゃんですから」

紬はずるい、何でもわかってしまうから、もっとずるい

『あのね、おにぃ…とある友達の話なんだけどさ、

昔ヒーローに助けられた女の子がヒーローと再開できたんだけど、その人には想い人がいてさ
その想い人は優しい人で、女の子も大好きになった
でも、その想い人とヒーローが仲良く話してるところを見ると、胸が痛むんだって…見てるだけの世界ってさ、辛いね』
紬「んー…A、その女の子に伝えてくれる？」
『ん？』
紬「俺は、好きなら好きって認めて、近くで見てればいいと思います
たとえ好きな人がいたとしても、君が好きなのはヒーローさんなんでしょう？って」

『分かった、伝えとく…』

おにぃの言葉がいつも私を慰めてくれる
そっか、好きでいて良いのか別に…心が苦しくなっても、貴方だけを好きで…

紬「A」

と呼ばれたので振り向くと

一緒に布団に入った紬が思いっきり抱きしめてくれた

『なんかおにぃ、あまあまだね…砂糖みたい』
紬「Aだけのお兄ちゃんですからね」

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つむつむにこんなことされたら駄作者死ぬ