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Chapter2×1さくとゆん ページ7





















Yuki side.




A「ゆんちゃん?」


優希「なに?」


A「どうしたの?」


優希「普通だけど、?」




Aは私の大切な大切な親友で。

ゆうき、の名前を昔からゆんってゆんちゃんって呼ぶの。

...最近、イケメンたちによってAの笑顔が多めなのは

気にしてないって言ったら嘘になるけど。




優希「気付かないのかね、川村くんは。」


A「なにが?」


優希「相当好きっぽいじゃん、サクのこと。」


A「自分が書かれてるって?」


優希「そう。自分のことは自分が1番わかってると思うんだけど。」


A「わかっちゃったらそれはそれで気まずいけど。」


優希「そうだね、笑」




目の下の隈と顔を覆うマスク。

好きでやってるんだろうから応援はしてるけど

体調、いつも悪そうなんだもん。

いつ倒れるかわからないくらいに。

そこまでの無理はして欲しくない。




優希「なんで川村くんなの?」


A「なんでだろね、」


優希「やっぱり憧れ?」


A「憧れ、ねぇ、」


優希「ラブ?」


A「なんでよ、笑」




Aの担当の矢田さんとは私も仲良くなってしまって

矢田さん曰く、さくちゃんに恋愛小説も書いて欲しいんだって。

だからゆんちゃんおねがいだよ、って

さくちゃんに恋を教えてあげて、って

矢田さんってAの親なのか

果たしてなんなのか、私にはよくわからない。

しかも性別は間、らしい。




A「はぁ、また来てる。」


優希「なに?」


A「矢田さんから、恋愛小説書いてって。」


優希「書けばいいじゃん。」


A「恋愛経験ゼロの私に何が書けると言うのですか。」


優希「してみればいいじゃん。」


A「そんな気軽にできるもんじゃないよ。」




見方を変えればそんな人いくらでもいるのに。

被写体の彼だって、きっと見方を変えればそうなるはずなのに。

Aはやっぱりその肩書を持っているからなのか、

いくら恋愛小説を書けと言われても

その壁を崩そうとしないから、結局

彼女には恋愛ができないんだ。




A「ゆんちゃんは?彼氏は?」


優希「Aがいれば十分だよ。あと今楽しいし。」


A「もう高校生だけど、ゆんちゃん愛は増すばかりだよ。」


優希「ふふ 笑 私も。」




あと私が矢田さんにお願いされてるのはその肩書を持っていても

至って普通の高校生活を送ってほしい、ということ。



















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設定タグ:川村壱馬 , 吉野北人,岩谷翔吾 , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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kokoha(プロフ) - komさんのお話だいすきです(><)また読むことが出来て幸せです、、^_^ (2021年4月8日 0時) (レス) id: 07fa75182b (このIDを非表示/違反報告)
愁(シュウ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。m(_ _)m 今後の展開が楽しみです!(^-^) くれぐれも、ご無理のないように!(^-^)/ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kom. | 作成日時:2020年9月8日 20時

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