Chapter１×４ ページ5
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壱馬「さくちゃん、」
A「はい？」
壱馬「話してもええ？」
A「もちろん！」
５限、おじいちゃん先生
優しくてわかりやすい先生なんだけど
ほとんどみんな寝てるの。
私は結構聞いてるんだけど。
この時間はみんなで小さい声でお話しするの、楽しいんだ。
北人「さくちゃんは本とか読まないの？」
A「本？ぼちぼち、ですかね、」
翔吾「ほんならサクさんの読んでみて欲しいよな。」
優希「もう読んでるよね？」
A「うん、読んでる。」
壱馬「やっぱり頭いい人はあんなんばっかり読むんよな、」
A「私全然頭良くないです、笑」
北人「そうやって言えるのが本当の頭良い人だよ。」
A「いや、、笑」
なんで私なんだろう。
私なんて地味でしかなくて
強いて言えば成績１位をずっとキープしてるぐらい。
この３人は学年１、いや学校１ってぐらいにモテる３人組なの。
岩谷くんには超絶かわいい彼女さんがいるらしくて
吉野くんと川村くんにはいないんだって。
私からしたらなんでいないんだろ、って感じ。
私の反対側にはかわいいって感じの子だっているし、
私なんかペーペー以下なのに
なんで私なんかにそんな笑顔を向けてくれるんだろう。
いくらそうやって接してくれたって
私はその壁を守るから絶対にこれ以上は進まないはずなのに
意図も簡単に３人は超えてきてしまってる、そんな感じ。
私と関わったって何もいいことない。
強いて言うなら 小説が貰える、ぐらいだ。
北人「眠くなってきた、寝る。」
翔吾「俺も」
優希「私も、おやすみ、.....」
壱馬「結果寝んのかい 笑」
A「私も寝たい、」
壱馬「だーめ、さくちゃんは俺の話し相手になって。」
A「え、えぇ.....」
私からしたらいつ " それ " を口外してしまうか
いつ本当のことを言ってしまうか、
常に怖いのだ、だから壁を作るの。
ゆんちゃん以外は知らないから。
壱馬「もう読んじゃった、１日で。」
A「え、もうですか？」
壱馬「おん、推理小説やもん。途中で止まったらわかんなくなる。見事やったわ、やっぱり俺にはわからんかった。」
A「面白かったですか？」
壱馬「めっちゃ面白かった。やっぱりサクさんも頭良いんやろな。」
A「川村くんだって頭いいじゃないですか！」
壱馬「さくちゃん超えられへんもん 笑」
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kokoha(プロフ) - komさんのお話だいすきです(><)また読むことが出来て幸せです、、^_^ (2021年4月8日 0時) (
レス) id: 07fa75182b (このIDを非表示/違反報告)
愁(ｼｭｳ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。m(_ _)m 今後の展開が楽しみです！(^-^) くれぐれも、ご無理のないように！(^-^)/ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kom.
| 作成日時：2020年9月8日 20時
