Chapter1×3 ページ4
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Kazuma side.
俺の手の中の愛読書。
つい数日前に買ったばかりの新作は
俗に言う、推理小説ってやつ。
北人「好きだねほんと。」
壱馬「俺の影響で読み始めたやん、北人も翔吾も。」
翔吾「そんな面白いの壱馬が読んでるのなんて知らんかったもん。」
北人「その作者さん、どんな人なんだろうね。なんも詳細出てこないんだもん。」
Saku.
今、幅広い年代の人たちに読まれている
ミステリーから推理小説から何から何まで書いてしまうような
女性の小説家さん。それも、高校生らしい。
壱馬「サク、さん....まださくちゃんに話してへんわ」
北人「さくちゃん?」
壱馬「さくちゃんな、聞き上手でついつい話してしまうんよ。」
北人「わかる俺も!」
翔吾「俺もまんまと彼女のこと話してしまったわ。」
北人「岩谷くんすごく幸せそうな顔ですね、私も幸せを分けて貰ったみたいです!って言ってたよね。」
翔吾「絶対いい子やん、あんなん。それで成績良くてかわいいしな?」
北人「しかも長めの前髪で顔隠しててさ、覗いちゃったらめっちゃかわいいもんね。」
翔吾「しかもさくちゃんあんまり学校来ないしさくちゃんのこと知ってんの俺らとゆんちゃんぐらいやんな?」
身長小さくて、守ってあげたくなる。
偶然隣になった、不登校気味のかわいい子。
いつも一緒におるのは
通称ゆんちゃんなんやけど
この2人がかわいいんよな、うん。
壱馬「なんでさくちゃんは不登校気味なんやろな。」
北人「虐められてるとかじゃないもんね。」
翔吾「謎が多いもんなぁ、」
北人「これから仲良くなるんだもん、たくさん知れるといいね!」
翔吾「妙に前のめりやな?北ちゃん。」
北人「そう?普通だよ。壱馬は?」
壱馬「ん?なにが?」
翔吾「壱馬は言うまでもないやろ、な?」
壱馬「なにが?」
楽しそうに笑う2人をよそに
ここからは見える桜の木に目を向ける。
さくちゃんは今日もパソコンに真剣に見入ってて
今日はゆんちゃんもいる。
桜川って書いておうかわって読む。
さくらって入ってるから俺らはさくちゃんって呼んでるんやけど。
あの子はなんなんやろうなぁ。
話すようになったのも最近やし
まだまだ知らないことばかりやけど
俺はあの子が知りたくて。
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kokoha(プロフ) - komさんのお話だいすきです(><)また読むことが出来て幸せです、、^_^ (2021年4月8日 0時) (レス) id: 07fa75182b (このIDを非表示/違反報告)
愁(シュウ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。m(_ _)m 今後の展開が楽しみです!(^-^) くれぐれも、ご無理のないように!(^-^)/ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kom. | 作成日時:2020年9月8日 20時