Chapter6×4 ページ27
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翔吾「じゃあさくちゃんがやりたいこと全部やりたいな。」
A「みんなは?」
翔吾「なんとなくわかるで、さくちゃんあのパンフレットとか旅行誌によく載ってるところに行きたいんやろ?」
A「うん!」
翔吾「そしたら大体俺らも行きたいとか同じやで?な、壱馬?」
壱馬「おん。」
北人「絶対話聞いてなかった、笑」
A「花やしきも行きたいし、みんなで美味しいものたくさん食べたい!」
壱馬「楽しそうやし、ええやん。笑」
私が言ってるの、定番スポットなのかな。
でも全部が全部魅力的で行きたくなる。
キラキラして見える、女子高生みたいで憧れ。
翔吾「中学は部活してたん?」
A「そう!バレーボール!」
北人「バレーボール?」
A「うん、ゆんも。」
優希「Aね、今すごい引きこもりみたいだけど実はすごい運動神経いいの。」
翔吾「体育祭じゃあ、楽しみやんな。笑」
優希「いつもリレー走るの。すごいでしょ。」
こんな楽しい日々が続いたらどんなイベントも楽しいに決まってる。
なんだか話逸れてきちゃったなぁ、なんて思って
パソコンを開いて、浅草、と検索をする。
トン、と触れた肩。そっちを見るといつの間にか静かになってた川村くん。
そっちを向いた時の顔が思ってたよりも近くて
思わず体を引いてしまった。
ふ、と笑ったあとキーボードに置いていた私の手をどかして
検索バーをワンクリック、そしてスペースキーを押したあと食べ物と入力した。
壱馬「サクさんの大切な仕事道具触っちゃった。」
A「いえいえ。」
壱馬「こういうの、好きやない?女の子ってこんなの好きやろ?」
A「うんうん、大好きです!でも3人は嫌でしょう?」
壱馬「俺も北人も翔吾も甘い物大っ好きやで?」
A「え、じゃあ!行けるかな!」
壱馬「いいんちゃうん?」
次から次に出てくる美味しそうなもの。
うわぁ、とか おいしそう、とか呟きながら下は下へとカーソルを動かしていると
横からクスクスと聞こえてくる。
北人「かずまぁ、近すぎるんじゃないの?」
A「......へ、」
壱馬「ふは、無意識 笑」
優希「あんまりそういうことするとAが燃えちゃうからやめてね。」
私の右肩に軽く寄りかかる彼の頭
ゆんちゃんと目を合わせて目をぱちぱち、とさせると
私と川村くん以外、みんな一斉に笑った。
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kokoha(プロフ) - komさんのお話だいすきです(><)また読むことが出来て幸せです、、^_^ (2021年4月8日 0時) (レス) id: 07fa75182b (このIDを非表示/違反報告)
愁(シュウ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。m(_ _)m 今後の展開が楽しみです!(^-^) くれぐれも、ご無理のないように!(^-^)/ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kom. | 作成日時:2020年9月8日 20時