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Chapter4×2 ページ17





















Kazuma side.




北人「さくちゃんがサクさんなの?!」


翔吾「本気?」


A「見ますか?」


北人「また敬語に戻ってる!」




屋上にて、お昼ご飯を広げながら

北人と翔吾にも説明をする彼女。

矢田さんはAの担当の人みたいで。

彼女を真ん中にぎゅっと寄る北人と翔吾。

満更でもなさそうな顔が

見てるこっちからしたら面白い。




壱馬「朝どうしたん?」


優希「何が?」


壱馬「Aがゆんちゃん吉野くんの朝練見るためにはやく来てたんです!って言ってたで。」


優希「.......行ったよ?」


壱馬「北人が、見てないって。」


優希「いつからAって呼んでるの?」


壱馬「こら、話を逸らさない。」




Aの言い分には納得したみたいで

そこに関しては特に何も言わない北人と翔吾。

Aが言うにはきっとゆんちゃんは北人が好きで

北人はゆんちゃんが好きやから

まぁ、俗に言う両片思いってやつ。




壱馬「..........ん?」


優希「ずっと好きだったの、吉野くんのこと。」


壱馬「..........うん?」


優希「朝練見てるのはほぼ日課で、それを見兼ねたバスケ部の人が勘違いかなんかしてて告白してきて、」


壱馬「同い年?」


優希「わかんないけど、今日は朝から見れないし、Aは川村くんに取られるし、ついてない。」


壱馬「ふは 笑 それだけで調子悪いん?笑」


優希「単純な女でごめんね、」


壱馬「いやいや、それぐらいの方がかわいいで?」




屋上の柵に寄り掛かって

未だわちゃわちゃと笑顔の3人を見ながら

すっかり恋する乙女の顔になってしまった

ゆんちゃんの話に耳を傾ける。

こうやって近い距離にいると

かえって結ばれるのが遠いのはよくあること、なんよな。




優希「川村くんだったらいいよ。」


壱馬「なにが?」


優希「A、気になってるでしょ?」


壱馬「俺はそんなじゃないよ。」


優希「ふふ 笑 私は味方する 笑」


壱馬「いらん、笑 明日からどうすんの?」


優希「今日言ってきた人ずっといるもんね、行くのやめようかなぁ....」


壱馬「やめんの?」




まあでも、北人のこと見に来て

他の人のこと気にしながら見てるのも

それはそれで嫌か。

そしたら北人が今度、

ゆんちゃんが来ないって元気なくなりそうやな。




優希「なににやにやしてるの?」


壱馬「んー、なんも 笑」




俺は見守るぐらいがちょうどいいんや。


















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設定タグ:川村壱馬 , 吉野北人,岩谷翔吾 , THERAMPAGE   
作品ジャンル:恋愛
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kokoha(プロフ) - komさんのお話だいすきです(><)また読むことが出来て幸せです、、^_^ (2021年4月8日 0時) (レス) id: 07fa75182b (このIDを非表示/違反報告)
愁(シュウ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。m(_ _)m 今後の展開が楽しみです!(^-^) くれぐれも、ご無理のないように!(^-^)/ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kom. | 作成日時:2020年9月8日 20時

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