Chapter３×４ ページ14
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Kazuma side.
夢を叶える途中にある、夢を追う横顔。
俺らなんかに告白してくるような女とは違うな、って感じた。
俺らの周りに寄ってくるような、俺らの見た目しか見てないような
そんな女とは全然違う。
作り笑いじゃなくて穏やかに笑う彼女。
側にいてもすぐ手を出そうとしないのは
間違いなく男慣れしてない無垢な笑顔を
壊したくないと、側で見てたいと思ってしまったから。
まだ関わり始めて少ししか経ってないのにこんなのは初めてだった。
A「川村くんって下の名前、
壱馬「おん。」
A「何がいいかなぁ、名前。」
壱馬「さくちゃん、」
A「はい？」
壱馬「敬語のままでいいからさ、Aって呼んでもいい？」
A「.......はい！もちろん。」
壱馬「俺とさくちゃんは名前そのままにしようよ、漢字変えて。」
A「なんで？」
壱馬「だって発案者やん俺ら。」
A「当事者たちを残すんじゃなくて発案者を残すんですか？」
壱馬「当事者？笑 いいやん、これはさくちゃんと俺の思い出。」
あ、さくちゃんって呼んじゃってるやん
自分で言っといてなんやねん俺は。
さくちゃんも自分で言っといてなんやねんって顔しとる。
俺の方見て。でも相変わらず目は合わない。
壱馬「なに？」
A「いや、....なんでも。」
壱馬「A、慣れるまでさくちゃんって呼んじゃうかも。」
A「か、川村くんの声で名前呼ばれるのが好き、です.....」
壱馬「..........は、」
じゃあAって呼べってこと？
自分で言ったことに恥ずかしさでも感じたのか
俺の目ちらっとみて耳にかけてた髪の毛。
全部ばさって落として顔を隠した。
ピュア、なんやな。
A「わ、忘れてください....」
壱馬「なんで？良いやん、さくちゃんって呼ばないように気をつけるな？A。」
顔にかかった髪をどかして顔を覗くと
真っ赤に染まっていて
柄にもなくかわいい、って思った。
壱馬「.......しばらくは学校来るん？」
A「......はい、しばらくはゆっくり過ごしてって、」
壱馬「じゃあ一緒にいられる時間、長くなるな？サクさんの初の恋愛小説、全力でサポートするわ。」
A「心強いです、笑」
俺に微笑む彼女に手を伸ばして数秒、
違う、だめだ、って俺の心が叫んだ。
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kokoha(プロフ) - komさんのお話だいすきです(><)また読むことが出来て幸せです、、^_^ (2021年4月8日 0時) (
レス) id: 07fa75182b (このIDを非表示/違反報告)
愁(ｼｭｳ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。m(_ _)m 今後の展開が楽しみです！(^-^) くれぐれも、ご無理のないように！(^-^)/ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kom.
| 作成日時：2020年9月8日 20時
