Chapter３×１初めての秘密 ページ11
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矢田「少し時間空くから、ゆんちゃんともゆっくり過ごすことともう少し高校生らしく過ごすこと！」
A「私を高校生らしい生活から追いやってるのは矢田さんじゃないですか。」
矢田「さくちゃんがいつも締め切りぎりぎりなせいだよ。」
A「確認しながら読み返ししながら常にいいものを作ろうと頑張ってるんです。仕事熱心って言ってください。」
矢田「はいはい。規則正しい生活とその不健康さをどうにかすること、いい？」
A「はぁい。」
矢田「俺迎え行かないからね？ちゃんと生活すんだよ？」
A「わかってます。」
親のようにガミガミうるさい矢田さんに
学校まで送ってもらって
しばらくは仕事に追われずゆっくり過ごせるみたい。
矢田さんは私の担当の編集社の人。
優希「あ！矢田さん！」
矢田「ゆんちゃん、久しぶり。さくちゃん頼んだよ。」
優希「しばらく仕事なし期間ですか？」
矢田「そう。すぐ終わるけどね。」
優希「了解です、任せてください。」
ゆんちゃんに引っ張られる手のひら
振り向けばニコニコ笑顔で見送る矢田さん
解放される期間、なのか。
好きを封じ込める期間、なのか。
A「ゆんちゃん早いね？来るの。」
優希「吉野くんのバスケ見に来たの。」
A「バスケ？」
優希「バスケ部次期キャプテンらしいよ。」
A「ゆんちゃん？」
優希「なに？」
A「なんでもない！私教室にいる！楽しんで来てね。」
いいこと、思いついた。
仕事から離れろって言われたばっかりなのに
またお仕事のこと。
いつまた没頭しなきゃいけない日々が来るのかわからないけど、
長めにとってくれそうだから
少し遠くまでお出かけしたり、したいなぁ。
ゆんちゃんを置いて教室まで走って荷物を置いてすぐ
パソコンとヘッドフォン、ノートとペンを持って教室を出る。
まだ咲いてる桜の木の麓に座って。
A「ゆんちゃん、そっかぁ.....」
吉野くんかぁ、きっと。
あの横顔は確実にそうだと思う。
好き、か。
人を好きになるってなんだろう。
どんなことだろう。
矢田さん、恋愛小説書けるかもしれないよ。
被写体は２人で。タイトルは、後で決めよう。
側で見守ってたら２人の心境だってわかるはずだし
仲良くなってきたら話も聞けるはずだし
なんだか、楽しいかもしれない。
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kokoha(プロフ) - komさんのお話だいすきです(><)また読むことが出来て幸せです、、^_^ (2021年4月8日 0時) (
レス) id: 07fa75182b (このIDを非表示/違反報告)
愁(ｼｭｳ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。m(_ _)m 今後の展開が楽しみです！(^-^) くれぐれも、ご無理のないように！(^-^)/ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kom.
| 作成日時：2020年9月8日 20時
