Chapter１×１半分不登校な理由 ページ2
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「これが補修用、でこれはお助け用に。」
「ありがとうございます。」
「明日は来れそう？」
「どうだろう？ 笑」
「それでも成績優秀だもん、すごいよね。」
「いえ、高校生として当たり前です。」
「みんなそうだったらいいんだけど、笑」
いつものように職員室に顔を出して
たくさんのプリントを貰って
階段を４階まで上がる。
どうやら一般高校生のような青い春は私には来ないみたい。
「おはようございます、お願いします。」
「お、よく来たな。テスト、期待してるからな。」
「あー、はい。笑」
先生に遅刻カードを渡して
窓際の１番後ろから２番目、私の席に腰を下ろす。
１番後ろが良かったんだけど。
北人「..........っわ！おはよう」
A「おはよう、？」
北人「あ、敬語なくなってきてる！いいじゃんさくちゃん！」
優希「ちょっと、私のA取らないで！」
１番後ろの１人席は吉野くんに取られちゃったみたいで。私はその前に。
私の前には幼稚園からずっと一緒のゆんちゃん、優希がいる。
壱馬「おはよう。」
A「おはようございます、」
壱馬「なんで北人にはタメなのに俺は敬語なん？」
A「..........なんとなく、」
壱馬「なんやそれ、笑 はよ座り、先生見てるで。」
おーい翔吾、お前そろそろ指されんで、なんて
岩谷くんのイスの下を蹴る川村くん。
岩谷くんはもうすごく仲良くなって
吉野くんとも少しずつ仲良くなっていってる。
きっかけはなんだったかな、忘れちゃった。
ゆんちゃん、岩谷くん、川村くん、吉野くん
５人で固まっていられるこの席が好きで
学校に行きたいのだ。
不登校は、私の意思じゃないんだけど。
壱馬「さくちゃん、テスト勉強付き合ってくれへん？」
A「んー、、バイトたくさん入れてて、....」
壱馬「バイト、してんよな.....なんでそんなできるん。」
A「なんででしょう、？笑」
彼の視線が私だけに向いてるのがわかる。
でも、私は上手く向けられない。
敬語も上手く抜けない。
なんでだろう、それは。
なんでも見透かされてしまいそうなその視線と
真っ直ぐな姿勢はどうも得意とは言えなくて。
結局は彼を上手く見れないのも、敬語が抜けないのも
バイトだって嘘を付くのも
この壁を壊せないからなのだ。
そして、" それ " があるからなのだ。
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kokoha(プロフ) - komさんのお話だいすきです(><)また読むことが出来て幸せです、、^_^ (2021年4月8日 0時) (
レス) id: 07fa75182b (このIDを非表示/違反報告)
愁(ｼｭｳ)(プロフ) - 新作スタート、おめでとうございます。m(_ _)m 今後の展開が楽しみです！(^-^) くれぐれも、ご無理のないように！(^-^)/ (2020年9月9日 6時) (レス) id: 2a9117ff92 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kom.
| 作成日時：2020年9月8日 20時
