表参道高校合唱部！〜現れた光〜2

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ーカフェー




私が学校から飛び出して早退した日から

数日後、カフェで合唱部員全員で集まり、

話し合っていた





部長「都大会は快人抜きで乗り切るしかないな…」


美子「曲は？どうするの」


部長「間宮芳生の「米搗まだら」でいこうと思ってるんだけど…」


祐「ちょっと難易度高くないかな」


部長「だからこそ入賞が見えてくるんだぞ？逃したら同好会格下げなんだぞ」


桜庭「やべぇーよな」



私は未だに頭の中には合唱のことを考える余裕もなく、

快人くんのことで頭がいっぱいだった




部長「二階堂はどう思う？」


「……ん？」


成実「都大会用の曲！」


「わ、私は…ハナミズキを歌いたい」


快人くんの病室で流れるあの曲をふと思い出した



美子「ちょっとやめてよ。コンクールだよ？ありえないって」



「わかってるよ、そのくらい…でも…」



アンドリュー「賞をもらうならいわゆる合唱曲でないと」




部長「本気で勝負するなら難しくても高い評価で得られないと…

だから今回は「米搗まだら」で勝負しよう


いいよな」




私と何故か真琴以外全員は頷いていた



〜


〜翌日 部室にて〜




早速 「米搗まだら」の練習が始まった。


メゾパートは私だけということで出番は少ない



けれどいざ自分の出番になると、声が出ない




「ッ…ぁ……」



有明「ストップストップ！！


二階堂…お前、この間から大丈夫か？」



里奈「ちょっと疲れてるだけだよね？」



「いや…また、声が上手く出なくてっ…」



全員『え！？』




有明「よし、わかった。10分休憩な」




瀬山「大丈夫？熱？？」



瀬山先生が自分の方に近寄ってきて、

私のおでこに手を当てた



「大丈夫です。すみません…早退します」




瀬山「お大事に……」



成実「大丈夫かな？」

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